ノーネクタイ派は必見!スタンドカラーシャツ
の着こなし方を解説
スタンドカラーシャツをご存じですか?
名前は聞いたことがなくても実際には、きっと見たことが有るはずです。
通常の襟を持つシャツと比べれば、一目でわかる立ち襟タイプのシャツです。
個性が強く、とっつきにくいと感じる方も多い様ですが、幅広い使い回しも可能で、魅力
有るアイテムです。
読めばきっと欲しくなる!
スタンドカラーシャツの、着こなし・使い方を解説します。
目次
スタンドカラーシャツとは?
最近ではノーネクタイのコーディネートも増えていますよね。
ネクタイをするシャツとしては、「ドレスシャツ」があり、ネクタイをしない、もしくは
カジュアルなコーディネートをするシャツとして「カジュアルシャツ」があります。
カジュアルシャツの中でも、スタンドカラーは襟のカタチが特徴的なシャツです。
スタンドカラーシャツは、そもそもネクタイをする襟の構造になっていません。
ノーネクタイ専用シャツと言えますね。
スタンドカラーシャツは、メンズシャツの定番の一つで、ノーネクタイの広がりと共に一
層注目を集めています。
襟の部分にあるボタンを閉めると、襟は筒状になり、折り返しが無く立った状態になります。
どんな装いにもマッチして、ノスタルジーも少々感じる風情。
シャツの原型がここにあるとも言われています。
本場ヨーロッパの歴史を脇に置いておいても、日本人に古き良き時代を感じさせるのは「
書生風」と呼ばれる、スタンドカラーの上に着物を着用して袴を履くコーディネートがあ
ることも影響していると考えられます。
昭和の初期頃までは、シャツからカラーとカフスが取り外せる仕様が多く、OFFタイムに
カラーを外してリラックする格好がスタンドカラーシャツです。
1980年代に入って、三宅一生のコレクションで再度注目を浴び、現在に繋がっています。
「バンドカラーシャツとの違いは?」
バンドカラーシャツは、スタンドカラーシャツの一つの種類です。
スタンドカラーの特徴である折り返しのない襟のカタチは同じで、襟の高さがスタンドカ
ラーよりも低いタイプの総称をバンドカラーシャツと呼びます。
では、実際に高さの基準で呼び分けるかと言えば明快な基準はありません。
販売するショップや製造するメーカーごとに、呼び方が違う程度と考えて良いでしょう。
首回りに細い「バンド」が巻かれているようであることから、その名が付きました。
コンパクトな襟であっても、きちんと襟があります。
襟無しのノーカラーシャツと一見似ていますが、明確に違い区別されます。
スタンドカラーシャツのメリット
通常のシャツと違って襟が特徴的と捉えられる事が多いですが、全体のコーディネートの中に取り入れてみるとその印象は大きく変わります。
襟にポイントが来ないので、シャツによる主張が少なくなる事から、応用力を使う余地が広がります。
相対的にカジュアルな印象になるので、普段着としての着こなしの中に「さりげなく」取り入れると、おしゃれ感がアップします。
「程よいラフさを演出できる」
同じスーツを着ても、ハイネック・クルーネックを着た印象に近くなり、「キメ過ぎない」ちょっと崩した柔らかいコーディネートの変化が楽しめます。
スーツ本来が持つドレッシーさを毀損することなく、ラフな雰囲気を醸し出せます。
秋冬の重たい色目使いの中で、首元・襟元が軽い印象を演出出来ます。
「スリムでスマートな印象に」
首回りの印象に「すっきり感」が出ることから、細身シルエットのアイテムとコーディネートの親和性が抜群です。シャツ一枚変えるだけで、よりシャープな印象になります。
細身のスーツや、黒のスキニーパンツと合わせるシンプルなコーディネートが、よりスタイリッシュに魅せます。
「コーディネートの幅が広くなる」
スタンドカラーシャツは、「こなれ感」を出せるアイテムです。
特別なギミックや手法、アイテムを用いること無く「崩し」「抜け感」の演出を気軽に楽しむ事が出来ます。
シックなスーツスタイルや、テーラードジャケットに用いることでスタイルが大きく変わります。
カジュアルにロングTシャツの代わりに用いる感覚で、きれい目カジュアルを容易にバランス良く仕上げることが出来ます。
ジャケット代わりにアウターとして活用するのも、大いにアリです。
たとえば、トップスとボトムスだけの単調になりがちな夏のコーデに、一枚羽織る事に使えば、品良くこなれた印象がありながらオシャレに決まります。
秋口に同系色のボトムとセットアップ風に合わせたビッグシルエットでも、重さを感じさせない軽快感を出せます。
コーディネートの応用幅が広いですね。
ストライプ柄のパンツとのコーディネートもスポーティですね。
スタンドカラーシャツのおススメコーディネート
スタンドカラー定番の白やグレーは、どんな服装にも馴染み使い勝手が非常に良いアイテムです。シーズンごとに出来るお洒落を見ていきましょう。
■春先のおススメコーディネート
春先には、白のスタンドカラーシャツに黒スキニーパンツなどを合わせて、ちょっと肉感がありコートのような長さのニットカーディガン「コーディガン」のきれい目カラーを合わせます。丸みのある襟がラフな印象を「ほどよく」与える事ができます。
少々アクセントが欲しいなら、襟に主張が無い分、大柄のストライプ地スタンドカラーシャツを組み合わせてもオシャレです。
ナイロン製のコーチジャケットの様なカジュアルアウターを羽織る時に、トレーナーやロングTシャツよりも、スタンドカラーシャツを組み合わせることで、バランスの良い「おしゃれ感」が演出出来ます。
軽く羽織るイメージで、スタンドカラーシャツをアウターとして使う手もあります。
たとえばTシャツの上に羽織ったり、長袖ボーダーTシャツに白無地スタンドカラーシャツを羽織ったりすれば、清涼感の中にほどよいカジュアル感を出しながら、こなれた印象を与えます。
■秋口のおススメコーディネート
秋口にはニットの下に重ね着したり、ライトアウターを羽織ったりしても自然に馴染み、コーディネートの邪魔になりません。
テーラードジャケットに組み合わせる「きれい目コーデ」としても、スタンドカラーシャツとの組み合わせは、大人っぽさが有りながら柔らかい印象になります。
カジュアルのきれい目コーデとして、MA-1やデニムジャケットと組み合わせても良いです。ラフな中に程よい「きちんと感」が出て、品良く馴染んでスタンドカラーシャツは使いやすいです。
ビッグシルエットと組み合わせても、今風に決まります。
スタンドカラーシャツの開放的な胸元を有効活用して、大人っぽいコーディネートが引き立ちます。
応用力の広さが、スタンドカラーシャツを用いたコーディネートです。
スタンドカラーシャツを着るときの注意点
万能にも見えるスタンドカラーシャツですが、ビジネスシーンでの着用は避けた方が無難です。
よほど自由な環境にある職場なら別ですが、そのカジュアル感がオフィスに違和感をもたらす懸念があります。気軽にラフさが演出出来るが故に、ビジネスシーンの品格まで崩すのはタブーです。
カッコよく着こなすポイント
スタンドカラーシャツに限りませんが、シャツを格好良く着こなす為に一番重要なのは、デザインや色柄など見た目の雰囲気以上に、自分の体型にピッタリ合ったサイズを選ぶことです。
「首周りにゆとり感が出る」
スタンドカラーシャツは、構造上からもネクタイを着用しないシャツです。
一番上のボタンまで掛けるコーディネートも多用されます。
首回りのサイズ感は、大きく印象に影響を与えます。
ユルユルのサイズ感では「だらしない」残念な感じになりますし、タイトすぎれば窮屈な印象を与えてしまい、ボタンを掛ける事に億劫になることで、コーディネートの幅も狭めてしまいます。
具体的な首回りの実寸に加える「ゆとり」数値としては、+2cmが基準になります。
首回りを実際に採寸して39cmの方なら、製品表記ジャストサイズは41cmということです。
よりタイトな感じが好きなら、+1cm
ゆったりした感じが好きなら。+3cm
実寸に加えて、シャツのサイズを選んでください。
「自分の体に合っている」
スタンドカラーシャツのサイズは、ジャストサイズが基本です。
スタンドカラーシャツの魅力を最大限に活かすなら、大きすぎないサイズ感で出せるシルエットを楽しみましょう。サイズが合っていないと不格好に見えてしまいます。
シャツで気になる、首回りやウエストの「ゆとり感」が既製品でピッタリくるものがあれば理想的です。
本当のジャストサイズを求めるなら、オーダーシャツが理想的です。
まとめ
通常の襟があるシャツと比較して、柔らかい印象を簡単に作り出せるスタンドカラーシャツ。
手持ちのアイテムに加えるだけで、コーデの幅を広げることが魅力です。
多様な装いに応用が効いて、愛用する方が増加中です。
ジャストフィットする一枚、是非手に入れてみてくだい。
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