オーダースーツはどのような人にお勧め?メリットデメリットや選び方について紹介します。
目次
9.まとめ
今着ている既製品スーツに、何かご不満はありませんか?
「スーツを着ると肩が凝る」「腕が長くて、いつも袖が短め」「もっと着丈の短いシャープさが欲しい」「欲しい素材のスーツが見つからない」
そんな方には、オーダースーツをお勧めします。
理由は今はオーダースーツは既製品と変わらない値段でも、ジャストサイズで好みの生地・デザインでスーツを仕立てられるからです。
オーダースーツのメリットやデメリットを含めて、選び方についてご紹介します。
オーダースーツとは?
オーダースーツとは、「自分好みの生地」を「自分にジャストサイズの寸法」で「デザインや仕様を指定できる」世界に一着のオリジナルスーツです。
以前のオーダースーツは、「高価」「洒落者の特別な世界」「敷居が高い」等のイメージがあり、敬遠される方も多かった時代がありました。
現在では、既製品と同程度の価格で購入出来るオーダースーツが増え、20代から30代の若い世代の来店も多くなっています。
オーダースーツはどのような人におすすめ?
スリムスーツが好きな20代・30代の方
20代30代の若い方には、股上が浅めで着丈が短いスリムなスーツが人気がです。
活動的な若い世代が、サイズの合っていないスリムスーツを着用すれば、ストレスが溜まってきます。また、美しくないシワやたるみ、突っ張り等が出て、本来の格好良さが表現出来ません。生地やパーツに負担も掛かり、結果的にスーツの寿命を縮めます。
好みのスーツが簡単には見つからない方
昨今の時代背景の中で、供給される既製品の種類は以前ほど豊富ではなくなっています。
休日にお店巡りも楽しいですが、結果的に購入出来なかった経験はありませんか?
オーダースーツは、「こうだったら良いのに!」という理想を実現出来ます。
ポリエステル100%のスーツばかりで、上質な素材感を持つスーツが少なくなったと感じる本物志向の方にもオーダースーツをお勧めします。
DIFFERENCEでは、メンテナンスが楽なお値打ち生地から、上質なブランド生地まで常時200種類以上ご用意してお待ちしております。
体型が気になってきた40代・50代の方
年齢と共に体型が変化するのは当然です。
また、年齢と共にゆとりを感じさせるシルエットも、セルフプロデュース能力として必要になってきます。
ゆとりは大きなサイズを着用すれば、それでOKではありません。
スーツの基本はジャストサイズです。サイズが合っていないスーツの着用は、だらしない印象を与えて、信頼感を失う事にもなりかねません。
ジャストサイズながら、お腹周りや腰回りにゆとりを持たせる補正は、既製品では難しいですが、オーダースーツなら可能です。
オーダースーツのメリット
ジャストサイズ
サイズが合っていないスーツの着用は、信用の低下にも繋がります。
オーダースーツなら、しっかり身体にフィットます。
体型のカバーも可能で、美しいシルエットを構築出来ます。
必要以上にシワが入ったり、部分的に引っ張られたりする事も少なく、着用していても痛みにくいメリットも有ります。
好みの色柄や素材感の生地が選べる
自分の好みの一着を既製品から探すのは、多くの時間と手間が掛かります。
オーダースーツなら、豊富な生地見本から好みの生地を選んで仕立てられます。
テイラーに相談しながら、業界や会社の雰囲気に合わせた、自分だけの一着が容易に入手可能です。
好みの仕様やデザインに出来る
既製品を選んでいて、「この部分がこうだったなぁ・・・」と感じた事、ありませんか?
たとえば、襟の形。デザインや幅によって、スーツの印象は大きく変わります。
ノッチドラペルやピークドラペルなど、自分の好みが反映出来ます。
本切羽やチェンジポケット、ダブルブレスト等、多彩なニーズにオーダースーツは応える事が可能です。
オーダースーツのデメリット
仕立て上がるまでに時間が掛かる
オーダースーツでは、採寸やカウンセリングに時間が必要で、縫製期間も必要になります。
既製品に比較して時間が掛かります。
*DIFFERENCEでは初回の時間は必要ですが、2回目以降はアプリからも発注可能です。 仕上がり納期も最短2週間です。
相談し辛い
これと言った好みやこだわりが無い方にとって、テイラーと1対1で作るオーダースーツは敷居が高いと感じるかもしれません。
*DIFFERENCEでは、ニーズを汲み取るプロテイラーが在籍しているので心配無用です。「どんな職業」「どんなシチュエーションで着用」「どんな自分になりたい」等を、思いつくままお話しくだされるだけで大丈夫です。愛用しているスーツをお持ち頂くと、テイラーはより具体的にニーズが掴めます。
生地を見ても、完成品イメージが沸かない
生地から完成品をイメージする事は、プロでも難しいです。
既製品とは異なり、今ここに無い商品の買い物という不安があります。
*DIFFERENCEでは、アプリを使って仕上がりCGを確認する事が出来ます。
店頭に行く必要さえ無く、どこでも自分のスマートフォンから見ることが出来ます。
オーダースーツの種類
オーダースーツは、大きく分けて「パターンオーダー」「イージーオーダー」「フルオーダー」の3つに分けられます。
それぞれに作成手順が異なり、納期や費用が異なります。
同じ種類の中でも、提供する店舗や会社によって、出来る範囲や内容詳細は多岐に渡ります。
パターンオーダー
出来上がったパターン(型紙)があり、それに基づいて作られたゲージ服と呼ばれるサンプルが用意されています。自分のサイズに最も近いものを選択して着用する事により、完成品のイメージが比較的沸きやすい方法で、オーダースーツ最初の一着にも最適です。
型紙を新たに作成する手法ではないため、基本的には、体型を大きく変える横方向への修正は出来ません。縦方向への修正が主に出来る補正になります。
同じパターンオーダーでも、お店によって内容に大きな差があります。 多くの場合最低限の補正に留めている事が多く、一部型紙補正まで出来るイージーオーダーに近いサービスを行う為には、テイラーの技量と工場の連携が必要になります。
価格は最もリーズナブルで、納期は2~3週間程度を要します。
イージーオーダー
パターンオーダーと同様に、基準となる型紙が有り、ゲージ服が用意されています。
パターンオーダーとの違いは、ベースになっている型紙を基に新たな型紙を作成するところです。横方向への修正も出来て、補正の自由度が高くなります。
パターンオーダー以上に、採寸するテイラーの技量が必要になります。
テイラーの技量が低い場合、パターンオーダー並の仕様変更しか受け付けないケースがあります。それでは一般的にパターンオーダーよりも費用が高くなるイージーオーダーを選択する意味がありません。
逆に技能があるテイラーと工場背景があれば、フルオーダーよりも安価・短期間で、フルオーダーに限りなく近いクオリティーに仕上がるケースもあります。
価格はフルオーダーより安く、パターンオーダーより高額で、納期は3~4週間程度を要します。
フルオーダー
ベースになる型紙が無く、採寸から型紙を新たに作成する手法です。
デザインや寸法に制限が無く、もっとも自由度が高い事で、どんな体型にもフィットする一着を作成できます。
しかし、仕上がりイメージの基準が存在しないため、初心者にはオススメしません。
自由度が高いということは、ある意味ではデザインを一から起こす事でもあり、テイラーの技量が大きく問われます。また、テイラーからの情報を具体的に落とし込む製造現場の技量が伴っている必要もあります。
価格は最も高額になり、納期は1~2ヵ月程度を要します。
オーダースーツの選び方
具体的な着用場面の想定
「初対面のお客様に対する事が多い」など、具体的に着用するTPOがハッキリしていると、テイラーも具体的な提案が出来るので、満足度の高いスーツになります。
予算の設定
あらかじめ、総予算を決めておくと様々な選択が楽になります。
テイラーと情報共有しておけば、合理的な提案に繋がります。
今の不満を把握する
特にサイズで気になっている事は、漏れなく反映させる事で満足度の高いスーツが完成します。自分にとってのネガな部分が解消されれば、自然に手に取る回数も増えて結果的に安い買い物になります。
年代別オススメ生地
新社会人・20代半ばまでのオススメ生地
価格と機能優先で選んでください。
高額のものを1着よりも、着数を揃える方に予算をかける方がオススメです。
ストレッチ性のある生地は動きやすくなり、ストレス軽減に繋がります。
自宅で洗える生地は清潔感に繋がります。
派手目な色柄は避けて、オーソドックスなストライプがオススメです。
20代後半のオススメ生地
新人の期間を卒業して後輩を持つ様になったら、繊細な原料を使った生地のスーツを1着は検討してください。
仕事にも張りが出て、気持ちよく毎日が過ごせます。
上質な原料を使っている目安は、SUPER110'S・SUPER120'S等の表記があるタイプです。
品のある紺かグレーの無地を、上質な素材で仕上げたスーツが1着あると便利です。
30代にオススメの生地
上質なウールを選んでください。
インポートブランド生地や、国内有名ブランド生地もオススメです。
柔らかさを求めるならイタリアブランド生地、しっかり感のある上質さは、日本ブランド生地と英国ブランド生地が良いです。
40代にオススメの生地
品質が確かで、上質さがあるブランド生地をオススメします。
イタリアのしなやかさを求めるなら、DRAGO(ドラゴ)・TRABALDO TOGNA ESTRATO(トラバルドトーニャ)は定評があります。
英国や日本のしっかり感を求めるなら、Alfred Brown(アルフレッドブラウン)・御幸毛織がオススメです。
50代にオススメの生地
本物志向で選んでください。
たとえば、梳毛のフラノ生地やキッドモヘア生地の金額は張りますが、年齢にふさわしい満足度が得られます。
Ermenegildo Zegna(ゼニア)・Loropiana(ロロピアーナ)・TALLIA DI DELFINO(タリア・ディ・デルフィノ)の、世界3大毛織物工場と呼ばれるハイグレードな生地もオススメです。
オーダースーツ作成の流れ
オーダースーツは、考えるよりもずっと簡単です。
DIFFERENCEでのオーダーの流れをご説明します。
1.来店予約
DIFFERENCEでは予約なしに来店することも可能ですが、貴重な時間を無駄にしないためにも、予約して来店することをオススメします。
来店予約ページでショップと日時を選択してください。
アプリ(Android・iPhone)からも予約が出来ます。
アプリ予約説明動画もあります。
2.カウンセリング
自分が作りたいスーツのニーズを伝えます。
経験豊富で知識のある優秀なテイラーが接客しますので、漠然とした好みを伝えることからも組み立て可能です。
予約の際にカウンセリングシートを記入頂けると、テイラーが内容に対してご来店前に準備ができますので、お話する際にスムーズに時間を使うことが出来ます。好みのスーツイメージに近い写真をお持ちなら、添付することも可能です。
来店時の一連の流れを説明する動画もご覧ください。
3.生地の選択
用意されている生地見本からテイラーと一緒に、アドバイスを受けながら選択します。
DIFFERENCEでは、常時スーツ生地を200種類以上用意しています。
4.採寸
正確な採寸は、オーダースーツの基本です。
プロのテイラーがニーズを把握した上で、きっちり採寸します。
DIFFERENCEが提供しているアプリ(Android・iPhone)では、採寸も完了することが出来ます。
しかし、初回は店頭に出向いて、2回目以降のオーダーでアプリを利用する事をオススメします。
時間がどうしてもとれない多忙な方は、オンラインでプロのテイラーと相談しながら進める事も可能です。
DIFFERENCEでは、Zoomを使ったオンラインサービスを提供しています。
5.オプションの選択
ボタンや裏地など、オプションを選択します。
DIFFERENCEでは、豊富なオプションを準備しています。
無料と有料のものがありますが、テイラーがニーズとご予算を踏まえた上で的確な提案をさせて頂きます。
6.受け取り
オーダースーツの納期は仕様によって異なります。
確認した期日になったら、いよいよ完成品の受け取りです。
まとめ
オーダースーツは、お客様の要望や好みを細部にまで反映して仕上げます。 そのため、手元に届くまでの時間が既製品と比較すれば掛かりますが、身体にフィットした美しい着こなしが実現出来ます。
スーツに不満のある方や、既製服が体型に合わない方は、お気軽にご相談ください。 既製品と変わらない価格で、上質な生地を使ったジャストサイズの一着が完成します。