スーツの着こなしをワンランク上げるお洒落術!
目次
スーツは、着こなし方によって印象が大きく変わります。
上手くスーツを着こなせていないと、どこか頼りない印象を与えてしまうかもしれません。
スーツをお洒落に着こなせば「仕事ができそう」「信頼できる」といった印象を与えられます。今回は、ビジネスマンがスーツをお洒落に着こなすテクニックをご紹介します。
スーツの種類
シングルスーツ
シングルスーツは多くのビジネスマンが着用している、定番のスーツジャケットです。
前ボタンが一列に配列されていて、ボタンは2~3つのものが多いです。ビジネスやお洒落着、冠婚葬祭など幅広いシーンにマッチするため、一着は持っておくといいでしょう。
ダブルスーツ
ダブルスーツは前ボタンが二列に配列されているスーツジャケットです。
シングルスーツと比べて、重厚でフォーマルな印象が強くなりますので、パーティーなどの華やかなシーンとの相性が良いです。
スリーピーススーツ
スリーピースはジャケットとベスト、スラックスの3点が揃っているスーツスタイルです。
ベストを着るとVゾーンが浅くなり、立体感がでるため、男性らしいたくましさ、貫禄を醸し出せます。
お洒落なスーツの選び方
サイズ
スーツをビシッと着こなすには、サイズ感がカギになります。
サイズ感が合っていないと見栄えが悪くなりますので、自分の体型にジャストフィットするスーツを選び、お洒落に着こなしましょう。
既製品は標準体型に合わせたサイズとなっていますので、「痩せ型」「なで肩」など標準体型から外れる方はサイズ補正のできるオーダースーツがおすすめです。
関連記事:スーツサイズの測り方と選び方 垢抜けた印象のサイズ感を手に入れるコツ
柄
スーツ初心者の方は柄物を着こなすのは難しいと思うかもしれませんが、ポイントを押さえればお洒落に着こなすことができます。
柄物といえば「ストライプ」と「チェック」ですが、これらは柄の大きさと幅で与える印象が変わってきます。
例えば、ストライプは幅が狭いと爽やかに、幅が広いと落ち着いた印象を与えます。一方、チェックは格子が大きいとカジュアルに、小さいとフォーマルな印象を与えます。
柄を選ぶ時には、ご自身がどのような印象を与えたいかを考えてみてくださいね。
関連記事:柄物のスーツの選び方とは?世代やシーン別、スーツの柄の選び方
パンツ丈
スーツはシルエットが重要ですので、パンツの裾がたるまないようにし、キレイなシルエットをつくりましょう。
パンツの裾丈は短すぎても、長すぎても見た目が悪くなってしまいます。靴のヒール上部から3~4cmほどのところに裾がかかる長さが理想です。
お洒落な小物の選び方
ネクタイ
ネクタイは色柄によって与える印象が変わるため、色柄ごとの特徴を理解して選ぶことが大切です。スーツの色柄に上手く組み合わせてくださいね。
ネクタイの色が与える印象
ホワイト | 清潔感、純粋 |
---|---|
ブラック | 威厳、ストイック、上品 |
グレー | 冷静、慎重、上品 |
レッド | 情熱的、外交的、華やか |
グリーン | 安心感、穏やか |
ブルー | 知的、冷静、爽やか |
ブラウン | 安心感、堅実、落ち着き |
ネクタイの柄が与える印象
ストライプ | フレッシュ、知的、爽やか |
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チェック | 親近感、カジュアル |
小紋柄 | 控えめ、華やか、知的 |
ドット | 爽やか、エレガント、清潔感 |
ベルト
ビジネスシーンでは、黒や茶色の革ベルトが一般的です。
黒ベルトはどのようなスーツとも相性が良いため、一つはマストで持っておきましょう。
また、茶色は優しい印象を与える色ですが、色調によっても雰囲気が少し変わってきます。
例えば、明度の低いダークブラウンは落ち着きがありながらも明るい印象、明度の高いライトブラウンやキャメルはお洒落な印象が強くなります。
スーツをお洒落に着こなすならライトブラウンやキャメルがおすすめですが、スーツとの組み合わせによっては派手になってしまうため、シーンを選ぶ色でもあります。
関連記事:スーツだけじゃなく小物にもこだわる!ベルトもオーダーメイドで作ろう
ポケットチーフ
ポケットチーフは、胸ポケットに刺すだけでお洒落を演出できるアイテムです。
結婚式などのフォーマルなシーンで使われることが多いですが、ビジネスシーンでも活躍します。例えば、定番のブラックやネイビースーツにポケットチーフを取り入れたら、良いアクセントになり、華やかな印象に仕上がりますよ。
関連記事:フォーマルだけじゃない!ポケットチーフの正しい折り方・おしゃれな合わせ方を紹介!
革靴
スーツに合わせる靴は、フォーマル度の高い「黒の内羽式ストレートチップ」が一般的です。これが基本の靴となりますが、お洒落を演出したい場合には、カジュアルな印象を与えられる外羽式や茶色の革靴を合わせるのがオススメです。
靴のフォーマル度は内羽式、外羽式といった甲部分の「デザイン」と、靴のフォルムなどの「種類」の掛け合わせによって変化します。
革靴の種類や特徴などの詳細は、以下の記事を参考にしてください。
関連記事:スーツに合わせる靴の正しい選び方とは?プロによるスーツ×靴のコーディネート
ネクタイピン
ネクタイピンは「ネクタイを固定する」という実用性を備えながら、着こなしをお洒落にできるアイテムです。ネクタイピンには様々なタイプがあり、選ぶ際には少し注意が必要です。
例えば、「タイタック」「スティックピン」などピンを使ったネクタイピンは、ピンバッジやブローチのような見た目になるため、結婚式やパーティーなど華やかなシーンで使われることが多いです。ビジネスシーンではピンを使ったタイプは避け、実用性の高い「タイバー」「タイクリップ」のなかからシンプルでお洒落なものを選びましょう。
タイタック
針と留め具を使ってネクタイに穴をあけ、剣の部分に固定するタイプです。
デザイン性が高く、装飾としての役割が強いため結婚式やパーティーなど華やかなシーンで活躍します。
スティックピン
タイタックと同様にネクタイに穴をあけ、結び目の部分に固定するタイプです。
留め具に装飾がしてあり、礼装に用いられるのが一般的です。
タイバー
バネを使わず、金属の力だけでネクタイとシャツを挟み込んで留めるタイプです。
シンプルなデザインが多く、ビジネスマンシーンに向いています。
タイクリップ
バネの力を使ってネクタイとシャツを挟み込んで留める、最もオーソドックスなタイプのネクタイピンです。ネクタイが厚くても落ちにくいため使い勝手がよく、ビジネスマンシーンにも向いています。
スーツの着こなしポイント
Vゾーン
スーツスタイルは、シャツとネクタイ、ジャケットの3点でできる「Vゾーン」のコーディネートによって印象が大きく変わります。 Vゾーンを4色以上にすると着こなしが難しくなるので、基本的には2~3色でまとめるようにしましょう。
袖口
袖口は、シャツから1~2cmほど出ているのが理想です。自分の体型に合ったスーツを選ぶのはもちろん、シャツも自分の体型に合ったものを選ぶことがお洒落な着こなしのポイントです。できればスーツ、シャツの両方をオーダーし、自分の体にジャストフィットするものを着用してください。
靴下
意外と見落としがちなのが、スーツに合わせる靴下です。
ビジネスシーンにおいてはスーツの色と同色で、素肌が見えない長さの靴下を合わせてください。無地のスーツにはチェックやドットなどの柄物を合わせれば、華やかさをプラスできます。
小剣ずらし
小剣ずらしとは、本来は大剣と重なっている小剣をずらすことでネクタイの見える面積が広くなり、お洒落で、こなれた印象を与えることが出来るテクニックです。
簡単にできるアレンジなので、Vゾーンを華やかにしたい時には、ぜひ挑戦してみてください。
オススメ生地
スーツ生地を選ぶポイントは、「光沢」「柔らかさ」「ストレッチ性」の3つです。
上質な生地には以下のような特徴がありますので、生地を選ぶ際の参考にしてください。
光沢 | ほどよい光沢があり、高級感が漂う |
---|---|
柔らかさ | 触った時の感触が柔らかい |
ストレッチ性 | 伸縮性があり、着心地が良い |
生地はスーツの印象を左右しますので、以下の記事で代表的な生地の特徴を確認しておくことをオススメします。
関連記事:スーツ生地をプロが解説!生地選びのコツと種類・おすすめブランドをご紹介!
まとめ
今回は、スーツの着こなしをワンランク上げるお洒落術をご紹介しました。
お洒落な印象を与えるには、スーツのサイズや色柄、生地にこだわることが大切です。そのなかでも、スーツのサイズは非常に重要なポイント。スーツが自分の体に合っていないとシルエットが崩れてしまいますので、ジャストサイズを選ぶようにしてください。
自分に合った既製のスーツが見つからない場合は、思いきってオーダースーツを検討することをオススメします。