STYLING GUIDE

【幅広いシーンで活躍】好印象なスマートカジュアルコーデ

投稿日時:2021.11.22 22:28:59

スマートカジュアルは、キチンと感を出しながらもカジュアル感のある服装。ビジネスシーンやパーティー、結婚式の二次会など様々なシーンで活躍するスマートカジュアルですが、どのようなコーディネートが良いのでしょうか?


今回は、スマートカジュアルにオススメのアイテムやコーディネートについてご紹介します。

スマートカジュアルとは?

スマートカジュアルはドレスコードの一つで、後述する「インフォーマル」よりもカジュアルな服装のことです。簡単にいうと、フォーマルとカジュアルの中間くらいの装いになります。


キチンと感がありつつもフォーマルのような堅苦しさがない雰囲気が特徴で、ドレスコードのなかでは最もカジュアルな服装となっています。

ドレスコードの違い

ドレスコードは、フォーマル度の高いものから順に「フォーマル」、「セミフォーマル」、「インフォーマル」、「スマートカジュアル」といった4段階に分けられます。


フォーマル


フォーマルは「正礼装」とも呼ばれる、最も格式の高いドレスコード。


主に結婚式の新郎やその父親、公的行事の主催者や参加者などがフォーマルな装いをします。男性の場合、昼はモーニングコート、夜はタキシード(燕尾服)を着用するのが基本となっています。


関連記事:フォーマルスーツ(礼服)の正しい選び方について


セミフォーマル

セミフォーマルは「準礼装」とも呼ばれ、フォーマルの次に格式の高い装いとなっています。


例えば結婚式や披露宴の場合、新郎新婦の親族や上司、ゲストなどが着用します。


フォーマルと同様に昼はディレクターズスーツ、夜はタキシードと、時間帯によって着用する服が異なります。


インフォーマル

インフォーマルは「略礼装」とも呼ばれ、フォーマルやセミフォーマルよりも少しカジュアルな装いとなっています。


ブラックやチャコールグレーなどのダークスーツが基本で、パーティーや結婚式のゲストなどがインフォーマルの装いをします。


スマートカジュアル

前述した通り、スマートカジュアルはフォーマルとカジュアルの中間くらいの装い。


厳密な定義はありませんが、カジュアルながらも上品な装いをイメージすると良いでしょう。基本的にはジャケットを着用していれば問題はなく、ジャケパンスタイルなどもスマートカジュアルのひとつになります。

スマートカジュアルが求められる場面

高級レストランや結婚式の二次会、会社の式典などの、ややフォーマルなシーンでスマートカジュアルが求められます。


カジュアルな職場では、スマートカジュアルの基本である「ジャケパンスタイル」が許されている場合もありますが、ビジネスカジュアルとスマートカジュアルには違いがあります。


ビジネスカジュアルはビジネスに相応しいカジュアルな装いのことを言いますが、スマートカジュアルは食事会や式典など、ビジネスシーン以外でも求められる装いです。


そのため、スマートカジュアルは「よそ行きの装い」と考えても良いでしょう。

スマートカジュアルにルールはある?

カジュアル感が強すぎる服装は避ける


「カジュアル」という言葉が含まれていますが、デニムやスウェットなどカジュアル感が強すぎる服装は避けるようにしてください。


スマートカジュアルはフォーマルとカジュアルの中間くらいの装いで、高級レストランなどの、ややフォーマルなシーンで求められるものです。カジュアル感が強いと周りから浮いてしまいますので、注意してください。


露出の高い服装は避ける


スマートカジュアルは、フォーマルにカジュアル感をプラスした装い。カジュアルながらも上品なことが基本ですので、露出の高い服装は避けましょう。


男性の場合はタンクトップ、短パン、サンダル。女性の場合は丈の短いスカートやショートパンツ、ノースリーブ、胸元が大きく開いたトップス、つま先の見える靴など露出の高いアイテムはフォーマルなシーンに相応しくないため、着用すべきではありません。


体のラインが目立つような服装は避ける


体のラインが目立つような服装は上品とは言えないため、避けるようにしてください。


例えば、お尻や太もものラインがハッキリ分かるようなタイトスカートなどは、上品さが大きく損なわれるのでNG。


体のラインが出ないような、程よいサイズ感の服を着るようにしてください。

スマートカジュアルの際におすすめのアイテム~男性編~

ダークカラーのジャケット

ブラックやネイビー、チャコールグレーなどダークカラーのジャケットは上品で落ち着いた印象を与える、スマートカジュアルの鉄板アイテム。


ダークカラーのジャケットは様々なシーンで着用できますし、他のアイテムとも合わせやすいので、一着は持っておきたいところです。


色や柄が控えめなワイシャツ

ワイシャツはホワイトや薄い色味のもの、幅の狭いストライプなど控えめな柄のものがオススメ。


ビジネス用のワイシャツよりもオシャレなものを選ぶとカジュアル感が増しますが、フォーマルなシーンに合うよう襟付きを選ぶのがポイントです。


また、スマートカジュアルはノーネクタイでも問題ありませんので、ボタンダウンやホリゾンタルカラーなどのオシャレな雰囲気を演出できるワイシャツもオススメです。


関連記事:スーツに合わせる正解シャツとは?シャツ選びの基礎とオーダー術


スラックス・チノパン

スマートカジュアルの王道、ジャケパンスタイル。ドレスライクな装いにしたいならスラックス、カジュアルライクな装いにしたいならチノパンを合わせるのがオススメです。


ジャケットの色合いによって組み合わせる色は異なりますが、グレーやベージュ、ブラック、ネイビーなどを持っていると着回しやすいでしょう。


革靴


スマートカジュアルではスニーカーを使ってカジュアルダウンする選択肢もありますが、フォーマルなシーンに相応しい上品さを演出したい場合は革靴がマスト。


少し明るいブラウンやスエード、ローファー、ダブルモンクなどを履けば、カジュアルながらも上品な印象を与えることができます。


関連記事:スーツに合わせる靴の正しい選び方とは?必見!スーツ×靴のコーディネート

季節別スマートカジュアルコーデ

春夏

薄いブルーに控えめなストライプのワイシャツに、ベージュを合わせたトラッドなコーディネート。スマートカジュアルはジャケットが定番ですが、暑い夏場は襟付きのワイシャツもOK。上品な素材感とタックインスタイルでスマートカジュアルを実現しています。


秋冬

チャコールグレーのジャケットに相性抜群なブラックのスラックスを合わせたジャケパンスタイル。サックスブルーのシャツにホワイトジレの組み合わせは、若々しく上品な印象を与えます。ジレで差し色を加えることで、よりジャケパンスタイルをお洒落に楽しめます。

スマートカジュアルの際におすすめのアイテム~女性編~

レースやシフォン素材のワンピース


スマートカジュアルの定番、ワンピースはレースやシフォン素材がオススメ。


レース素材やシフォン素材は、白や黒などのベーシックカラーでも上品で華やかな印象を与えてくれます。シンプルなワンピースを持っていれば、使い回しがきくため非常に便利です。


セットアップのパンツドレス


セットアップのパンツドレスはドレッシーなものが多く、スマートカジュアルにピッタリ。


シンプルなセットアップはフォーマルにもカジュアルにも着こなすこともでき、着回しに便利です。ヒールを履いたりアクセサリーを合わせたりすれば、女性らしい華やかな雰囲気を演出できます。


カーディガン・ボレロ


スマートカジュアルには、ジャケットのほかカーディガンやボレロなどの羽織物もオススメ。ワンピースやセットアップのパンツドレスに合わせれば、キチンと感を出しながらも上品かつカジュアルにまとまります。


カーディガンは暗い色を選ぶと地味な印象を与えやすくなりますので、少し明るめの色を選ぶのがポイントです。


ヒールのあるパンプス


ヒールのあるパンプスは、スマートカジュアルの定番アイテム。足元にヒールを合わせると、より上品な雰囲気を演出できます。


ヒールの高さは、3~8cmほどが理想。色や柄はエレガントな印象を与えられたら良いので、明るい色、柄入りでも問題ありません。

季節別スマートカジュアルコーデ

春夏

シャツ感覚のジャケットでキチンと感を出しながらも、女性らしいロングスカートを合わせてお洒落な雰囲気を演出。首元にはスカーフを巻いて華やかさをプラスしています。


秋冬

ジャケットに白のインナーを合わせ、キチンと感を出しつつも柔らかい雰囲気を演出。


ブラックのスカートでメリハリがつき、垢抜けた印象を与えられます。

まとめ

フォーマルやセミフォーマル、インフォーマルに比べてコーディネートの幅が広いスマートカジュアル。


女性の場合はワンピースやセットアップのパンツドレス、男性の場合はジャケパンスタイルが鉄板のアイテムです。


スマートカジュアルは様々なシーンで活躍しますので、着回しのきくアイテムを揃えておくと重宝します。これを機に、今回ご紹介したアイテムを検討してみてくださいね。