レディーススーツで気を付けたいビジネスシーンでのマナー
監修:堀省次(KITTE丸の内店 エリアマネージャー) / 投稿日時:2018.05.24 19:11:01
目次
男性用のスーツよりもデザインや素材のバリエーションが豊富なレディーススーツ。ブランドも多く、選択肢の幅が大きい分、自分に合うものを見つけづらいという難点があります。特に、ビジネスシーンで着るのに適したスーツという条件で探すと、なかなかしっくりくるものが見つからないものです。ここで選択肢の一つとして浮上するのが「オーダースーツ」。自身のサイズに合わせて作るため、動きやすく着ていて疲れにくい。デザインや生地も自由に選べるので、自分だけのおしゃれな一着を作ることができます。今回は、レディーススーツを”オーダー“で作るべき5つの理由をご紹介します。
レディーススーツにもある! ビジネスシーンで守るべきマナー
オフィスのカジュアル化が進んでいるものの、ビジネスシーンではスーツ着用が原則、という会社は多く見られます。しかし、ジャケットとスカート、またはパンツ姿であればそれでいいというわけではなく、シーンごとに守らなければならない装いの“マナー”が存在するのです。これを知らないと社会人として恥をかくことになってしまいます。ここでは、ビジネスシーンで着用してもマナー違反にならないレディーススーツの選び方や着こなしをご紹介します。
「色について」
まず大切なのが「色」。男性のスーツに比べると女性は許容範囲が広いので柔軟に選べる傾向がありますが、色によって与える印象は大きく変わるため注意が必要です。自由な環境でスーツを着用できる場合は、ベージュやブラウン系のスーツなど、遊び心がある色も選択可能。しかし、基本的には黒、紺、グレーの3色がビジネスで着るのに適しているとされています。ブラックはどんなシーンでも着用できる万能な一着。黒に比べ、色に幅がある紺やグレーは濃淡やラインの使い方で組み合わせの幅を広げることができるので、持っておくと便利です。ネイビーはより知的で大人っぽい印象を、グレーはより落ち着いた印象を与えることができます。また、年代によっても似合う色というのは違ってきます。あまりにも年代のイメージに合わないものを選んでしまうと、周りに違和感を与えてしまうこともあるので状況を考えて選ぶようにしましょう。
たとえば、20代はフレッシュさを感じさせるスーツであることが大切。おすすめは定番の黒、紺、グレーが好印象です。私服では好んで選ぶピンクや白などの淡い色も、ビジネスシーンでは可愛らしさばかりが先行して優秀さが半減してしまいます。ビジネスらしさを感じられる定番色を選んでおいたほうがベターでしょう。
30代になったら、多少は落ち着いた印象を演出したいところ。若さを残しながらも、大人の落ち着きを感じさせるような色を選びましょう。いかにもビジネススーツらしいきっちり感を出しすぎないようにして、少しだけこなれた雰囲気を醸し出すのもおすすめです。
40代になれば、重厚感のある色味、生地やデザインが合うようになります。ポイントは高級感のある色や素材です。ビジネスのポジションを格上げするようなワンランク上のスーツを選ぶことが選ぶことが大切です。
ビジネスシーンでは、対外的にどのように見られるかというのは大きなポイントになります。どの年代も、立場に合った色、デザインや素材のスーツを選んで着こなすことが重要なのです。
「素材について」
「スーツを選ぶ時、色や形は慎重に選ぶけど、素材はそんなに気にしない」という考えの方、比較的多いのではないでしょうか?それは大きな間違いなんです!素材一つで見た目はもちろん、着心地も変わってきます。まず、最も一般的な素材はウール100%。「暖かい素材」というイメージを持つウールですが、生地の織り方や糸の太さによって生地の厚みや質感が変わるので、薄手のものであれば春夏にも着用でき、オールシーズン対応できます。繊維自体が呼吸するように湿気を放出してくれたり、しわになりづらかったりと、非常にメリットが多い素材なので、スーツ生地として広く使われています。ウールとポリエステルやシルク、モヘアなどを混紡した生地もレディーススーツではよく使われます。
「コーディネートについて」
レディーススーツはメンズよりも自由度が高いため、着用シーンによっては注意が必要。胸元が開きすぎていたり、スカート丈が短すぎたりするのは、下品に見えがちで、ビジネスマンとしての印象を格下げしてしまうこともあります。さらに過度な露出は女性としての品も下げてしまうのでおすすめしません。
襟の大きさや色、胸元の開き具合など注意すべき点はたくさんありますが、ビジネススーツのインナーとして、もっともふさわしいのは断然シャツです。シャツを合わせればいちばんきちんと見えてビジネスモードとして好印象です。しかし、かしこまりすぎて余裕がないようにも見えてしまうので、状況に沿って判断するようにしましょう。
一方、インナーにブラウスを選ぶと、シャツを選んだ時よりも柔らかい印象になります。襟のないカットソーやニットも同様に柔らかい印象になりますが、胸元の開き具合によっては砕けすぎた印象になってしまいます。いつ着用が適切なのか、ビジネスシーンを選ぶことが大切です。また、同じスーツでもインナーを変えるだけで印象が大きく変わるので慎重に選びましょう。暑苦しさを感じさせない程度に露出を抑え、ビジネスシーンらしい落ち着きを演出することがポイント。胸元の開きや袖の長さ、スカート丈などは抑え気味がちょうど良いくらいなのです。
「小物について」
スーツと合わせるインナーや靴、バッグなどの“小物”にもマナーがあります。いくら暑い時期でも裸足にミュールを合わせるのはマナー違反。スーツにソックス、ローファーのようなカジュアルスタイルもおすすめしません。肌の色に近い、ベージュのような色のストッキングを着用し、パンプスは装飾が少なく5~7cmヒールがビジネス向き。爪先が出ないものにしましょう。冬以外ではバックストラップのパンプスも軽快感があっていいでしょう。靴もカバンも、デザインがシンプルでスーツと色のバランスが取れているものを選ぶことをおすすめします。
◆◆【関連記事】ビジネスシーンで活躍できるレディーススーツとは?◆◆
レディーススーツで気を付けたいスカートのポイント
ボトムスの違いだけでも印象が大きく変わるレディーススーツ。スカートとパンツの違いだけでなく、スカートの形や丈の違いでも見た目の印象がガラッと変わります。ビジネスシーンで着るスーツは、単なる作業着ではなく、シーンに合わせて見せたい自分を作り上げるための“衣装”です。ここでは、ビジネスシーンでおすすめのスカートのスタイルや丈についてご紹介します。
「丈の長さ」
ビジネスシーンで履くスカートは、スタイルだけでなく、着丈も重要。歩くたびに太ももが見えるような短すぎるスカートはそぐわないとされています。いくら動きやすくても、大きなスリットが入ったものも避けたほうがよいでしょう。あくまでもビジネススーツなので、女性らしさを前面にだすことはマイナスポイントになりがち。丈は、ひざの中央かひざ下くらいがちょうどよい長さで、逆に丈が長すぎると動きにくくなるうえに、印象が重たくなります。ひざ丈を意識してスカート選びすることも大きなポイントです。
「スカートの種類」
女性が履くスカートのスタイルはいろいろな種類があります。個人的な好みやデザインで選ぶこともできますが、どのような印象を与えるか、与えたいか、という部分で選ぶことは重要です。ビジネスシーンで着用できる種類は下記の2種類。
●タイトスカート
●フレアースカート
タイトスカート
レディーススーツのスカートとして最もベーシックなスタイルで、どんなインナーとも合わせやすく、トレンドに左右されにくいので長く着られます。体のラインに沿ったスタイルが特徴的なので、きっちりしたまじめな印象を演出するのに最適。相手にしっかりした印象を与えたいときには、タイトスカートを選ぶことをおすすめします。ただし、あまりぴったりフィットしすぎていると、体の線が出すぎて品が悪くなってしまいます。多少余裕がある程度のフィット感がスーツには無難でしょう。動きにくいイメージが多少あるタイトスカートですが、長さを数cm単位で調節したり、短めのスリットを入れるなどの工夫をすれば、動きやすく、立ち振る舞いもきれいに見せることが可能です。
フレアースカート
ふんわりした女性らしい印象のフレアースカート。中でも、少しだけ裾が広がったAラインのものを選ぶと、ビジネスシーンで着用しても華美になりすぎません。歩くたびに裾がわずかに揺れるのはフレアースカートのよさで、正装しつつおしゃれ感も演出したいという時におすすめです。体型によっては、体の線がしっかり出てしまうタイトスカートよりもフレアースカートを選んだほうが上品に見えます。特に、華奢な人はタイトスカートだと細さが強調されてしまうので、フレアースカートを選んだほうがよいでしょう。また、動きやすさが重視される場合にも、裾に広がりのあるデザインのほうが足さばきは良くなります。車の乗り降りが多い場合や、立ったり座ったりすることが多い場合には、完全に体にフィットしたスカートよりも少しだけ裾が広がったタイプを選ぶと楽。しかし、裾は広がっていても、華美な印象を与えるマーメードスタイルはビジネス向きとはあまり言えません。
レディーススーツをきれいに着こなすコツ! 決め手はサイズ感
「サイズが合っていること」。これはメンズ・レディース問わず、スーツを着用する際の鉄則。たとえ高級な生地を使った有名ブランドのスーツを着たとしても、サイズが合っていなければ、残念な見た目になってしまいます。特に初対面の場合、身だしなみが印象を大きく左右するので、どんなスーツをどのように着こなすかはとても重要なのです。まずは、ジャケット選びのポイントをご紹介します。
「肩幅」
スーツは肩幅がぴったり合っていれば着崩れの心配はありません。ですが、合っていない場合はすぐに着崩れしてだらしなく見えます。肩幅は、基本的に購入後に直しが利かない唯一の部分。妥協することなく最初に慎重に選ぶことをおすすめします。
「胸周り」
胸周りは、ボタンを留めたときのスタイルに大きく影響します。ボタンを留めたときに不格好に見えるようでは、ビジネススーツのジャケットとしては問題です。目立つシワができたり、胸元が広がったりするようなときはサイズが合っていない証拠。バストが大きい場合、腰回りにフィットさせると胸元にシワができやすくなり、バストに合わせると今度は腰回りが大きくなりすぎるということがよくあります。同じサイズでも、デザインによってシワが出やすかったり出にくかったりするので、きれいにフィットするデザインを見つけ出すことが重要です。
「袖丈」
袖丈は、手をまっすぐ下したときに、手首の出っ張った骨が隠れるくらいの長さにするのが基本です。また、腕を曲げたときに、長袖のブラウスやシャツの袖口が1cmくらい見えるような袖丈にすると、袖が擦れるのを防げます。外回り中心の場合には、手首がしっかり隠れる少し長めの袖丈でもよいでしょう。
「着丈」
着丈は短すぎても長すぎてもスタイルが悪く見えます。パンツともスカートとも相性のよい着丈は、ヒップトップに合わせたものです。どんなボトムスとも合わせやすいジャケットを持っていると、シーンに合わせて着こなしの幅が広がります。
◆◆【関連記事】レディーススーツはサイズ感重視で!ビジネスシーンでも好印象◆◆
レディーススーツをおしゃれに着るには?
レディーススーツをおしゃれに着こなしたいのなら、トレンド感を意識することが大切。ただし、トレンドに合わせてスーツを買い変えていくということではなく、トレンド感を“さりげなく足す”ということ。プラスすることで生まれる、おしゃれな着こなしのポイントをご紹介します。
「トレンドはスカートで取り入れる」
ジャケットは同じでもスカートにトレンドを取り入れることができます。色だけでなくスタイルや長さでも取り入れるとセンスあるスーツに変えることができるのです。ただビジネスシーンに合わないようなトレンドはNG。また、一着に多くの要素盛り込むのはプラスしたトレンドの良さが全て消えてしまうのでやめましょう。さりげなくトレンドを取り入れたスカートを複数枚用意することで、スーツの着こなしのおしゃれ度が上がります。
「上下で素材を変える」
上下で全く同じ素材、同じ色同士を組み合わせて着ていると、制服っぽくなりがちなレディーススーツ。男性のようにネクタイで変化をつけることが出来ないので、なんだかいつも同じものを着ているように見えてしまいがちです。そこで、ジャケットとスカートの組み合わせを変え、上手に着回すことがポイントになります。簡単なのはスカートとジャケットをそれぞれ違う素材にする方法。ジャケットとスカートの色が同じでも、素材を変えるとこなれた感じが出ておしゃれ度がアップします。生地のトレンドや色のトレンドなどがあるので、さりげなく取り入れることがポイントです。どんな時でも、さり気なく……、“やりすぎ”は残念な結果をもたらします。おすすめは、ジャケットを数年間隔で変わる配色ルールに合わせておくこと。そうすれば、スカートを年ごとに変わるトレンドカラーにしてもバランスが合わなくなるのを防げます。
レディーススーツの印象を決めるシャツのポイント
レディーススーツは、中に合わせるシャツ選びが重要なポイント。男性の場合はネクタイを締めるため、合わせるシャツがほぼワイシャツの一択です。襟の形や色などは選べますが、ビジネスシーンではほぼ似たようなスタイルのシャツを選ぶことになります。しかし、女性の場合はインナーのバリエーションが豊富で、特にビジネスシーンでは、どのようなシャツを選ぶかによって、印象が大きく変わります。レディーススーツの印象を左右するシャツの上手な選び方のポイントをご紹介します。
「サイズ」
インナーとしてシャツを合わせるとき、油断しがちなのがシャツのサイズ感。上にジャケットを羽織るから多少サイズが合っていなくても大丈夫だと思うかもしれませんが、それは大間違い!シャツは首回り、胸周り、肩幅、袖丈など、パーツそれぞれのサイズが合っていないと、着たときに美しく見えません。特に胸周りのサイズ選びは重要。女性がシャツのサイズでやりがちな間違いは、バストサイズをブラのカップサイズに合わせてしまうことです。普段から着ている服と同様にビジネスシャツを選ぶと、胸周りだけがきつく、ボタンを留めると生地が引っ張られてしまいきれいに見えず、マイナス印象に。実は、着たときのシャツをきれいに見せるためには、ブラを付けた状態でトップバストを採寸しなければなりません。腕を下した状態でバストの最も高い位置を採寸することが大事。こうして測ったバストサイズに合わせてシャツを選べば、胸がきつく見えることはなくなります。ただし、胸が大きい人の場合、トップバストに合わせてシャツを選ぶと、袖丈が合わなくなる可能性もあるので要注意です。
「袖丈」
スーツを着る際のルールとして、男性の場合はジャケットの袖口から1cm~1.5cmシャツが見えるようにするのが理想とされています。男性のスーツは、もともとビジネスシーンではなく、社交の場で着られていたものです。着るときのマナーが細かく決められており、袖丈に関しても、カフスのおしゃれなどを楽しむための長さになっています。
しかし、女性のスーツは歴史が短く、男性用のスーツのマナーがそのまま当てはまるわけではありません。女性が社会進出するようになってから身に着けるようになったものですから、独自のルールが適用されます。レディーススーツの場合、シャツの袖丈は、ジャケットの袖口よりも少し短めで着ることも少なくありません。シャツが袖口から見えるほうがだらしなく見えてしまうこともあるので、実際にスーツと合わせてどのように見えるか確かめてみることをおすすめします。腕を曲げたときに袖口からシャツが少し出るくらいが一般的ではありますが、ジャケットの素材にも見え方が左右されます。男性用のスーツと比べてレディーススーツは素材もデザインもバリエーションが豊富。袖丈に関してもジャケットの質感と合わせて見せるかどうか決めたほうがよいでしょう。とにかく、袖口からシャツを見せるかどうかといった点に関しては、男性用のスーツのルールをそのまま当てはめる必要はないことを覚えておきましょう。
「襟元のデザイン」
スーツの着こなしで男性ともっとも異なっているのはシャツの襟元。男性のビジネススーツではネクタイを着用する関係で、襟のサイズはある程度限られてきます。しかし、女性の襟元はかなり自由度が高く、襟を出すか出さないかでも印象が大きく変わるのが特徴。シンプルな白のシャツでも、どれくらい襟を開いて着るかだけでも大きく印象を変えられます。ビジネスシーンで着る女性のシャツは、開襟とレギュラーのどちらかを選ぶのが一般的です。シーンによっては襟なしのインナーではマナー違反になることがあるので、襟のあるシャツと合わせるようにしたほうがよいでしょう。襟の形は、開襟とレギュラーそれぞれにメリットとデメリットがあります。開襟は首元にボタンが少なく襟が大きく見えるので、元気な印象を与えます。ただし、胸元を開けすぎるとだらしなく見えるので着こなしに注意する必要があります。一方、レギュラーは首元まできっちりボタンをはめるタイプなので、まじめな印象を与えます。しかし、ボタンを留めたときに苦しそうに見えるのであれば、レギュラーのシャツは避けたほうがよいでしょう。シャツの襟は見た目の印象を大きく左右します。好みだけでなく体型に合う襟元を選ぶことも大事です
レディーススーツはオーダーがおすすめ!
レディーススーツは、デザインも素材も種類が豊富ですが、どこで買うべきかがわかりにくいという声を多く聞きます。ビジネスシーンでスーツを着なければならない女性にとって、自分に合うレディーススーツが手に入りにくいというのはとても大きな問題。どこで買うのが正しいかわからないうえに、やっと見つけた既製品が体型に合わないこともよくあります。シーンに合わせやすく、サイズがぴったり合い、程よいトレンド感もある一着を見つけるには多くの時間と労力が必要です。そこで、どこで買えばよいのかについてのポイントをご紹介します。
「既製品の特徴」
既製品のスーツを探す場所として考えられるのは、量販店もしくはブランドショップ。ここではそれぞれのメリット・デメリットをご紹介します。
量販店
ビジネスシーンで着るのにふさわしい素材やデザインのものが揃っている量販店。スーツを仕事着として捉えるならば、シンプルでどんなインナーとも合わせやすい一着を購入することができます。値段も安く、一か所ですべて揃えられる点も時間がかかりすぎず、便利で安心。しかし、量販店で購入できるスーツは、どんなシーンにも誰にでも合うように作られており、デザインが画一的なため、毎日着ていると、すぐに制服化してしまいます。インナーを変えて着回していても、いつも同じスーツを着ているという感じは否めないでしょう。どれも安価な傾向で、複数のスーツを用意したい場合は、手に取り易い値段が嬉しいところ。しかし、どうしてもデザインが似通ってしまい、複数のスーツを購入しても、すべて同じスーツの色違いに見えてしまうことも……。特に、黒のスーツの場合は、リクルートスーツに見えてしまうデザインが多く、大人の女性が着るには少々物足りない印象。とりあえずビジネスシーンで着られるものを購入したいという場合や仕事を始めたばかりでスーツに多くの予算をかけられない場合は量販店で購入するとよいでしょう。また、スーツの着こなしに慣れるまでは、無難なスタイルを覚えたいという場合にも向いています。しかし、スーツの着こなしに慣れてきたら、質もデザインもワンランク上のものが欲しくなるかもしれません。
ブランドショップ
生地やデザインで自分好みのレディーススーツを選びたいならば、働く女性に人気のブランドに注目!ブランドごとに個性はあるので、好みのブランドを見つけることで、二着目、三着目のスーツ選びが楽になります。ブランドによっては華美になりすぎる心配もありますが、ビジネスシーンに合う一着を販売しているブランドさえ見つけられれば大丈夫ですが、ビジネススーツとしてのマナーに合うものを探すのが少々困難な場合も。華美になりすぎず、ビジネスシーンで着られるデザインのスーツが見つかったとしても、今度はサイズが合わない可能性もあります。デザインがよくても、体型に合ってないと、かえって貧弱に見えたり、だらしなく見えたりする原因になってしまうので要注意。海外ブランドの場合、肩幅、腕の長さ、胸周りなどが海外基準でできているので、日本人の体型に合わないことがよくあります。購入するのであれば、しっかり自分のサイズに合わせることは必須。サイズ直しできるかどうか必ず確認するようにしましょう。サイズ直しすることで、既製品でも自分に合うスーツにすることができます。ただし、デザインによっては、サイズを直ししたために、見た目の印象がまったく変わってしまうこともあるので要注意です。
「オーダースーツの特徴」
相手に与える第一印象が大切なビジネスシーンでは、スーツの着こなしが重要であることは男性も女性も変わりません。ビジネススーツをかっこよく着こなせるのも、ビジネスシーンでは大事な能力の一つ。自分の体にぴったり合い、生地やデザインに自分の好みの要素を反映できる一着を効率よく選ぶ。そこで、思い出してほしいのが、「オーダースーツ」です。
オーダーで作る場合は、スーツを着こなすために最低限必要なパーツのサイズを採寸して体型に合わせます。そのため、サイズ感が合わないスーツになってしまう心配がありません。採寸に時間を要しますが、効率的に体型にフィットするスーツが手に入るのは嬉しいところ。また、体にぴったり合うスーツは、動きやすく、体に余分なストレスがかかりません。毎日身に着けるものですから、体にフィットするものを選ぶことは大切。また、一着のジャケットに合わせて、複数のボトムスを用意したいときにもオーダーなら効率よく準備でき、ます。スタイルの異なるスカートを同じ生地で作ったり、同じデザインで素材だけ変えたりすることも簡単。一度の採寸で、一週間分の着回しを完成させることもできるので、既製品を探して組み合わせるよりも手間がかからない点はとても魅力的。生地やデザインなども選べるので、自分好みの1着を効率よく選べ、オーダー方法によっては、かなり細かい部分まで自身の好みを反映することができます。スーツのサイズ感やデザインが着る人に合っていると相手によい印象を与え、ビジネスでの成果にもつながります。ビジネスシーンで活躍してくれる一着を“オーダー”してみてはいかがでしょうか?あなたを素敵に魅せてくれること間違いなしです。