STYLING GUIDE

オーダースーツで失敗しないためのポイント!
オーダースーツを着こなすには

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監修:佐々木信也(淀屋橋店 エリアマネージャー) / 投稿日時:2018.05.18 17:12:02

オーダースーツは、サイズ感も生地やオプションも自分の好みに合わせられる点が魅力です。しかし、要望をきちんと伝えられるかどうかで仕上がりに差が出ます。

せっかくスーツをオーダーするのですから、失敗が少ないやり方を覚えて、自分にぴったりの1着を手に入れましょう。

スーツのオーダーでミスしやすい点がわかっていれば、失敗を防ぐための対策ができるので安心です。この記事では、オータースーツを作るときに押さえておきたいポイントについて解説します。

 

 

 

体型に合うスタイルを選ぶ

オーダースーツの店には、それぞれ複数のモデルが用意されています。


モデルとは肩やウエスト回りなど全体的なスタイルのことです。


ブリティッシュスタイルはウエストがキュッとしまっていて、肩も張っています。背が高く、細身の人に似合うスタイルですが、ぽっちゃり体型の人が着るとかなり窮屈です。


イタリアンスタイルは、全体的に丸みがあり、標準からやや太めの体型に合います。都市名でさらに細かいモデルに分かれているので、好みのモデルを見つけやすいのが特徴です。


太めの人はアメリカンスタイルを選ぶと楽に着こなせます。ウエストラインをほとんど絞らず、肩周りも自然なラインです。パンツの太もも周りも太めに作られているので、ゆったりした着こなしを好む人にも向いています。


大まかな分け方では、ブリティッシュ、イタリアン、アメリカンの3モデルです。しかし、それぞれさらに細かいモデルに分かれるので、自分の好みのスタイルをモデルで覚えておくと説明がしやすくなります。


オーダースーツがイメージ通りに仕上がるかどうかは、自分の思い描いたスタイルがきちんと店側に伝わるかどうかにかかっているといっても過言ではありません。モデルについての知識があれば、自分の理想のモデルを扱っている店かどうかという判断もできます。理想のスタイルがあるのに、オーダーする店にそのモデルの取り扱いがなければ、理想のスーツは作れません。自分の体型に合ったモデルがあれば、少なくとも着心地は満足のいくものになるはずです。モデルを基準に説明すれば、イメージのすり合わせもしやすいので、大きな失敗を防げます。

採寸のポイントを押さえよう!

店で採寸をする場合は、来店のとき、どのような服装をしていくかが大事なポイントです。日ごろ着ているスーツを着て採寸に行くようにします。


休日に採寸しに行くようなときは、ついカジュアルな服装で行ってしまいがちです。しかし、日ごろ着ているスーツを着ていくことで、店側にわかりやすく好みを伝えられます。しかも、日ごろのスーツに不満がある場合は、どこに不満があるのかを目で見てわかるように説明することが可能です。


採寸のときは、フィッターとのコミュニケーションを大切にしましょう。フィッターは会話のなかから注文者の好みや悩みなどを探っています。相談したいことや悩みがあるならその点も採寸のときにきちんと伝えることが大事です。たとえば、モダンなフォルムにしたいなら、そのように伝えておくと好みに合うように採寸をしてもらえます。


スラックスの採寸は椅子に座って長さを確認することも大事です。座ったときにあまり短くなってしまうと、品が悪く見えてしまいます。袖丈を採寸するときは、日ごろどのような動作を取っているか、実際に行って確認することも必要です。袖が長すぎるとバランスが悪いので、シャツの袖が覗く程度に採寸します。


オーダースーツは、きちんと採寸できているかどうかで仕上がりに大きな差が出ます。フルオーダーの場合は、職人の勘所によって左右される部分もありますが、それだけではありません。スーツの仕上がりを左右する重要なポイントがあるので、その部分のサイズをきちんと採寸できているかどうかが重要です。ジャケットであれば、袖丈、胴回り、着丈の4つでどのようなジャケットになるか、およそ決まってしまいます。モデルと採寸を合わせることで、かなりイメージに近いスーツになるので、面倒でもサイズは細かく合わせることが大事です。

オプションを追加して自分好みのスーツに

オーダースーツは、ベーシックなスタイルにオプションを追加することで自分好みに仕上げることができます。オプションはボタンや裏地のほかに、ステッチなども選べるので、どのように入れるかによってかなり異なったテイストにすることも可能です。ボタンは水牛や貝などの天然素材を選ぶとよいでしょう。耐久性があるうえに、程よい質感で品のよさを感じさせます。


裏地は生地との相性もありますが、派手な柄物でなければストライプを選んでもよいでしょう。無地のものよりもオーダースーツらしさを出せます。ステッチを選べるなら、ボタンはクロスステッチを選ぶと丈夫で取れにくくなり、おしゃれさも演出できるので一石二鳥です。せっかくオーダーするなら、スペアのスラックスやベストも余分に作っておくとよいでしょう。同じ質感の生地で、柄を変えて作るのもおしゃれです。オーダースーツのよさは、バリエーションを広げられるところにもあります。一度の採寸で、違ったスタイルのスーツを仕立てることもできるので、上手に活用するとよいでしょう。オプションは決して贅沢ではありません。似たスタイルになりやすいスーツに個性を与えるポイントです。うまく活かして、自分だけの1着を作り上げましょう。

ポイントを押さえたオーダースーツでお気に入りの1着に

オーダースーツは出来上がりまでどうなるかがわからないと不安がる人もいます。


しかし、オーダーの時点でしっかりポイントを押さえておけば、失敗なく作ることができます。オーダースーツで押さえておくべきポイントはそれほど難しいことではありません。ポイントの数も限られています。ですから、面倒がらずに一つひとつしっかりと押さえていくことが大事です。そうすれば、限りなく失敗はゼロに近づけられます。


きちんとイメージを店に伝えて、きちんと採寸すれば、理想に近い形に仕上がるはずです。難しいと思われがちなオーダースーツですが、お気に入りの1着を手に入れることは夢ではないということを覚えておきましょう。

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