STYLING GUIDE

ベストは取り入れるべき戦力アイテム!オーダーメイドで作ってみよう

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監修:佐々木信也(淀屋橋店 エリアマネージャー) / 投稿日時:2018.08.03 19:03:28


日本ではスーツをツーピースで着こなす人が多いため、スリーピースに対して気後れしてしまう人がいるかもしれません。けれどもベストは取り入れなければ、大変勿体ないアイテムです。
サイズの合った質の良いベストは、普段のスーツスタイルをグッと格上げするだけではなく、スタイルを良くみせる効果もあります。また、機能面にも優れオールシーズン使えることから、ビジネスシーンではとても重宝します。今回は、ベストを取り入れるとどのようなメリットがあるのかを具体的に紹介しながら、オーダーメイドで作る際のポイントを解説していきます。

ベストとは?


ベストとは、シャツとジャケットの間に着る中衣のことです。フランスではジレ、イギリスではウエストコートと呼んでいます。日本でのスーツスタイルはジャケットとパンツのツーピースが一般的ですが、スーツの文化が入ってきたばかりの明治時代ではベストをプラスしたスリーピースが正統とされていました。現代でもモーニングコートや燕尾服などの正礼装では必ずベストを着用します。結婚式やパーティーなどのフォーマルシーンにおいても、スリーピースが相応しい装いとなっています。

ベストの正しい着用方法は?

スーツのジャケットと同様に、ベストも一番下のボタンは外して着用するのが正式です。ジャケットのボタンはスリーピースの場合は外すのが正しい着こなし方ですが、留めてはいけないというルールは特にありません。かしこまった席などで、留めた方が安心感を得られるならば、留めてもなんら問題はないでしょう。 
スリーピースのジャケットはほとんどがシングルですが、ダブルの場合はジャケットのボタンを外して着用するとだらしなくなってしまうので留めるのが基本になります。

ベストを着るメリット


ベストは機能性と見栄えの両面においてメリットの多いアイテムです。では、具体的にどんなメリットがあ るのかをご紹介していきましょう。


「機能性」


ベストを取り入れることで、寒暖差に対応しやすくなります。ベストはインナーと違って着脱しやすく、ビジネススタイルをキープできるので一年中活躍します。
夏は冷房の効きすぎた室内での防寒着になり、冬はツーピースよりも温かいのはもちろん、暖房が効いた室内ではジャケットを脱いで温度調節することが可能です。ポケットのあるベストであれば、小物の持ち歩きにも便利でしょう。


「体形のカバーができる」


ベストは体型カバーにおいても効果抜群です。痩せ型の人は胸板の薄さを、ふくよかな人はお腹の出っ張りをそれぞれカバーできます。ベストは気になる部分を目立たなくして、着用する人の格好よさを引き出し、スタイルアップを叶えてくれる優秀なアイテムなのです。


「スタイリッシュに見える」


ベストを着用することで、ツーピースよりも格段に威厳や品格、スタイリッシュな見た目を演出することができます。特に夏場のシャツとパンツのみのスタイルは素っ気ない印象になりがちですから、営業や商談などではジャケット代わりにベストを着用することをおすすめします。暑苦しい見ためにならずに、きちんとした印象を与えられるでしょう。

ジーンズと併せてカジュアルに着こなす。

ベストはビジネスシーンだけではなく、休日のコーディネートにも取り入れることができます。例えば、ボトムスは普段のジーンズでも、トップスが落ちついた色味のベストとシャツであれば、こなれた大人のカジュアルスタイルになります。さらにニットのネクタイを着用すれば、ドレッシーな印象になり、レストランでの食事や美術館デートなどにピッタリな装いになるでしょう。このようにプライベートでのおしゃれに変化をつけたい時にも、コーディネートの表情をがらりと変えるベストは大変便利なアイテムなのです。

自分にあったベストの選び方

 


ベストもスーツ同様にサイズ感が重要です。ベストの魅力を楽しむためには、しっかり採寸をしたものを着用しましょう。


「サイズ」


スーツは体のラインに自然と沿っているシルエットが良いといわれますが、ベストも同様で大きすぎても小さすぎても格好よくなりません。大きすぎるベストはジャケットを羽織ったときにダブついてしまいますし、逆に体にフィットしすぎると生地が突っ張って動作に支障をきたしてしまいます。見栄えの良さと動きやすさを追求するなら、実際の胸囲から6cm程大きい寸法を目安にしてください。


「着丈」


着丈は短いほうがスタイリッシュに決まります。ただし、ベストの裾とパンツの間からシャツやベルトが見えてしまうと、だらしない印象になってしまうので注意が必要です。ベストの裾でベルトがちょうど隠れる長さなら、ベストからパンツへつながるラインが綺麗になり、格好よく着こなすことができます。

オーダーならディテールにもこだわってみて!

オーダーメイドの醍醐味はジャストサイズで仕立てることができるほかに、生地、ボタン、ボタンホール、裏生地などを自由に選べることにもあります。ディテールにもしっかりこだわって、理想の一枚に仕上げましょう。


「ボタン」


ボタンは雰囲気に高級感を持たせる天然素材がおすすめです。天然素材には、水牛の角から作られた本水牛や椰子の実が原料のナット、天然貝などがあります。生地との相性を見ながら、スーツを引き立てるものを吟味してください。ボタンホールのステッチは、生地と同じ色の糸にすると間違いがないでしょう。


「裏地」


後ろ姿の印象をきめる背中の裏生地も重要です。ビジネス用のベストなら表生地と同系色に、フォーマル用ならシルバーやブラックが一般的です。カジュアルシーンで着こなすなら、イエローやピンク、レッドなどポップな色で遊び心を効かせてみるのもよいでしょう。ストライプやチェックなどの柄にすると、さらにオシャレ感がプラスされます。

着回し力抜群のベスト!オーダーで自分のスタイルに合った1着を

ベストはビジネスシーンから休日のコーディネートまで、さまざまなシーンで活躍します。その魅力を最大限に活かすには、素材やサイズ感がとても重要ですので、妥協せずにオーダーメイドで作ることをおすすめします。


初めてのオーダーで不安な場合は、ベストに合わせたいアイテムを着用してプロのテーラーを訪れてみてください。きっとあなたにぴったりのベストを提案してくれるはずです。また、スーツを仕立てるときに、同素材でベストも作っておけば、ビジネスシーンで必ず重宝するでしょう。

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