STYLING GUIDE

オーダーシャツでシャツジャケットに!特徴やメリットを紹介

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監修:佐々木信也(淀屋橋店 エリアマネージャー) / 投稿日時:2018.06.19 21:33:32

おしゃれなシャツをジャケットのように着こなすとおしゃれに見えます。
ただし、インナーとの相性やシャツジャケットのサイズ感が合わないとバランスが悪く見えて逆効果です。スタイルのバランスを整えることが求められるシャツジャケットですから、オーダーでちょうどよいサイズ感のものを用意するという手もあります。
この記事では、シャツジャケットとはどのようなアイテムなのか、オーダージャケットでシャツジャケットを作るとどんなメリットがあるのかという点について解説していきます。

シャツジャケットって何?

シャツジャケットとは、シャツの生地でできたジャケットのこと、もしくは上着として着るのに適したシャツのことです。


従来のテーラードジャケットのような重い質感ではなく、シャツの生地が持つ独特な質感や軽さを活かした着こなしになります。
フォーマルではないけれど、カジュアルになりすぎるのは困るというような場面で重宝する1着です。
1枚上に羽織るものが欲しいというようなときにぴったりです。シャツの生地でジャケットを作ることで肌触りが良くなるので、袖のないインナーの上に着ても気持ちよく着られます。
シャツはデザインが豊富なうえに、生地も様々な織り方や厚さのものがあるので、季節に合わせたものを用意しやすいのも便利な点です。


普通のシャツをジャケット代わりにしてもシャツジャケットと呼べないわけではありません。
しかし、きちんとジャケットとしての役割を果たすものであることが求められます。
少なくとも、サイズ感や質感が上着として見たときにおかしくないものであることは大事です。
また、着る場面に応じてデザインも選ぶ必要があります。
従来のテーラードジャケットに近い形のものから、あくまでもシャツとしての形にこだわったものまで、デザインの広さもシャツジャケットの魅力です。
同じ生地でも、デザインを変えて作れば、全く異なったテイストになります。デザインが同じでも、選ぶ生地やパーツごとの色分けなどが変われば、同じものには見えにくいのもシャツジャケットの特徴です。

シャツジャケットのメリットは?

シャツジャケットには様々なメリットがあります。


たとえば、クールビズの時期なら、オフィスファッションとしても活躍します。


一般的なクールビズファッションはどうも苦手という人には、シャツジャケットを活かしたコーディネートがおすすめです。


涼しく着られるのに、シャツジャケットならビジネスっぽさを崩しすぎません。


夏場のジャケットにふさわしい生地を選んでシャツジャケットを作っておけば、ノーネクタイでもかっこよく着られるオフィスファッションになります。


通気性の良い生地を選んで、夏向けのシャツジャケットにすれば、半袖シャツと合わせても肌触りがよく、涼しく着られるはずです。


もちろん、シャツジャケットはビジネスシーンだけでなく、プライベートシーンでも重宝します。


合わせるインナーをシーンによって変えれば、少しフォーマルにも、かなりカジュアルにもなるので、着こなしは自由自在です。


何着か質感の異なるシャツジャケットを用意しておけば、さまざまな場面で幅広く着こなすことができるでしょう。


もうひとつ、シャツジャケットならではのメリットを挙げるとしたら、気軽に腕まくりができるという点です。


厚地のジャケットでは腕まくりをするのは難しく、薄地のジャケットで腕まくりをできたとしても、だらしなさが出てしまいます。


その点、シャツジャケットであれば、多少生地が厚くても腕まくりすることが可能です。しかも、ジャケットを着ているというきちんと感を残しつつ、涼しげな見た目になります。ジャケットがシャツ用の生地でできている点で、腕まくりに違和感がなくなるのが、他のジャケットとは異なるところかもしれません。

オーダーシャツでシャツジャケットを作るポイント

市販のシャツの中からシャツジャケットに向いているものを探すよりも、シャツジャケット専用のシャツをオーダーで作った方が簡単です。
かなり細かい部分までこだわっても、そのまま出来上がりに反映します。シャツジャケットをオーダーするのであれば、シャツジャケットに適したデザインがあることが最低限必要です。
自分がシャツジャケットとして着たいと思えるデザインがあるかどうかを確認しましょう。
次に、生地選びです。
季節によっても選ぶべき生地が異なります。どんな用途や場面で着るシャツジャケットなのかをよく考えて、ぴったり合う生地を選びましょう。
オーダーシャツではボタンも選べます。そのうえ、ボタン留めの糸やステッチを変えることも可能です。
ボタン選びにこだわれば、シンプルな色やデザインのシャツジャケットのアクセントにすることもできます。


また、一部パーツの生地を質感の違うものに変えて組み合わせることも、オーダーシャツならできるので、気軽に相談してみるとよいでしょう。
肩から胸にかけて合成皮革のあて布をつけたり、襟裏や袖裏を別の布にしたりしてもおしゃれです。ひじの部分にエルボーパッチを付けるとカジュアル感が増します。
胸ポケットだけ生地を変えたり、刺繍を入れたりして、特別な1着に仕上げるのも良いでしょう。

既製品ではできないシャツジャケットをつくろう

既製品でシャツジャケットを用意しようとするとなかなか適当なものが見つかりません。
最初からシャツジャケット用に作られたものを選ぶことになるでしょう。普通のシャツをシャツジャケットにしようとすると、裾の形や襟の形などがしっくりこないケースが少なくありません。
生地とデザイン、サイズすべてがシャツジャケットに合っているものを選ぶのはかなり困難です。
ジャケットですから、インナーの上に着てちょうどよいサイズ感で、場に合う生地やデザインでなければなりません。
そんなシャツジャケットを探すなら、自分の好みに合うものをオーダーしてしまうのが近道といえます。
既製品ではなかなか良いものがないという場合でも、オーダーなら基準は自分の好みに合うかどうかです。既製品にないものでも作れるのがオーダーシャツですから、シャツジャケットもオーダーするのがおすすめです。
使いまわしの効くシャツジャケットを、オーダーシャツで作っておけばきっと重宝するでしょう。