STYLING GUIDE

レディーススーツを実際にオーダーして
オーダーの流れとポイントを解説!

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監修:石川佳宏(青山店エリアマネージャー) / 投稿日時:2018.10.02 21:47:09


男性に比べると女性は服の種類も多く毎年トレンドがあり、おしゃれをするのに事欠くことはありません。しかし、ビジネス服となるとトレンド服では通用せず、商談やプレゼンなどがある場合にはスーツが必要になります。そんな時に、自分のサイズにピッタリフィットして一番凛々しく見せてくれる一着があったら、どんなに心強いでしょう。今回は既製服にはないオーダースーツを選ぶ理由をご紹介します。

レディーススーツをオーダーするメリット


既製品のスーツでも良質な商品は多くあります。しかし、その中であえてレディーススーツをオーダーするのには意味があります。ではそのメリットとはどんなことがあるのでしょう?


・どんなサイズにもフィットできる
・デザイン・柄・色・生地・ボタンをカスタマイズできる


 


女性は、バスト、ウエスト、ヒップ、太ももなど体型がとても曲線的です。個人差が大きいので体にフィットしにくく悩んでいる方も多いはず。そんな悩みもオーダーであれば全て解決します。「既成品で見つけにくい」「選択肢が狭い」という経験がある方は、迷わずにオーダーにチャレンジしてみるべき。一度袖を通したら感動するはずです。


 


オーダースーツは思った以上に、カスタムができるため、違いの演出ができます。デザイン・柄・色・生地・ボタンなど予算の中から自由に選ぶことができます。特に年齢層に応じた良いものが欲しい方や、役職に応じて良いものを着たい方にはオーダーはおすすめです。DIFFERENCEでは比較的お手頃な価格の生地も取り揃えていますが、高級感のある生地を選んでいただくことも可能です。年齢層や、格式に応じた生地も相談できます。

オーダースーツが完成するまでの流れ


オーダースーツを作成するには手順があります。スムーズに進めるためにも、流れを把握しておくことが大切です。


1. 予約
2. ヒアリング
3. 生地選び
4. デザイン選び
5. 採寸
6. オプションやディテール選び
7. 注文内容の確認
8. 納品


 


「予約」


オーダースーツは、店舗にて採寸や生地を選ぶ時間がかかります。そのためダイレクトにお店に行っても対応してもらえない可能性があるので、まずは店舗に予約をし、オーダー日を決定します。DIFFERENCEではアプリから簡単に予約が可能です。アプリで予約をすると選択するだけの簡単なカウンセリングシートがあるので、当日、作りたいイメージを選択形式で回答できます。作りたいスーツのイメージが湧きやすく、またイメージと近い写真をアップロードすることもできます。


予約後~来店日までにしておくべきこと
作りたいスーツのイメージを決めておきましょう。カジュアルかつスポーティーな印象にしたい、スポーツ庁が推奨している「ファンアンドウォーク」を意識したスニーカースタイル、既存のライトベージュのスニーカーに合うよう、色はライトグレーのスーツにしたいなど、より具体的なイメージがあると決めやすいです。


 


「ヒアリング」


女性には女性のテイラーさんが接客するので、体型についても安心して相談ができます。予約日当日、使用目的と作りたいデザインのイメージを担当テイラーさんと話し合います。


「イメージを具体的に持っていない」もしくは「伝えるのが苦手」という方でも安心です。


 


質問例


「使用目的は何ですか?」


「正統派スタイル?それともスポーツスタイルがご希望ですか?」


「ご自身をどんな印象に見せたいですか?」


「パンツまたはスカートどちらがお好みでしょうか?」


「色や生地、素材のイメージはありますか?」


「ジャケットのインナーはどんなアイテムを合わせたいですか?」


 


「生地選び」


生地選びは、オーダースーツならではの体験です。多くの生地サンプルが目の前に置かれると、これまでの洋服選びとは異なるワクワクとしたクリエイティビティを感じることができるはずです。


DIFFERENCEでは、常時スーツ生地を約160種類揃えるという充実ぶり。これほど多くのスーツ生地を見て、実際に触れられて選べるのはそれこそ貴重な体験になることでしょう。しかし、生地の状態を見ただけでは、出来上がりがイメージできないという方も多いと思います。そんな方は選んだ生地の出来上がりイメージをiPadで確認することもできます。


 


「シルエット選び」


ジャケット編
レディーススーツには基本となる3種類のシルエットがあり、与える印象が異なるので覚えておきましょう。


・Iライン
・Xライン
・ボックスシルエット


 


「Iライン」


アルファベットの「I」のように、直線的なラインをしている全体的に細めのシルエットです。


脇のラインを出さないため縦のラインが強調され、スタイリッシュな印象を与えます。タイトなパンツやスカートと合わせて洗練された印象を演出できます。


 


「Xライン」


くびれを強調するシルエットです。ウエストを絞って、メリハリをつけて、くびれたラインを見せます。女性らしい印象が与えられるシルエットで、ボリュームを持った裾広がりのスカートなどにも合わせやすいという特徴があります。


 


「ボックスシルエット」

脇から裾にかけてストンと落ちた寸胴型のシルエットです。全体的に四角(ボックス)のように、ウエストにくびれがありません。ルーズ/カジュアルな印象を与えるので、スニーカースタイルなど、カジュアルな印象を与えたい時に合わせやすいです。


ボトムス編


レディーススーツのボトムスでの選択肢は大きく3つに分かれます。


・タイトスカート
・フレアスカート
・パンツ


「タイトスカート」


レディーススーツの基本スタイル。年齢により着丈の長さが変わるものの、一番キレイに見えるのは膝が半分出る程度の長さ。シルエットは若干裾に向かって細くなる程度が美しいです。後ろのスリットはボックスタイプで7〜8cmがベター。


 


「フレアスカート」


スーツにフェミニンさを求めるなら、フレアスカートがおすすめです。ジャケットを着用するのでウエスト周りがすっきりしているフレアタイプなら、シルエットを崩すことなく着こなすことができます。ボリュームが多すぎるとカジュアル感が増してしまうので、バランスを考えましょう。


 


「パンツ」


パンツは足を見せることができるテーパードのシルエットを選びましょう。ストレートのシルエットはモードなスーツとしてはありですが、ハイレベルのコーディネート力が必要とされます。その時によって時代を感じさせてしまうので、基本シルエットとしてオーダーするには向きません。テーパードのシルエットでもウエストにタックを入れたりすることで、若干トレンドをいれることは可能です。


 


「採寸」


作りたいシルエットが決まったら、細かい採寸を行っていきます。ジャケットはサイズに加えて肩幅、胴回り、着丈、右袖・左袖を採寸し、パンツはゲージの大きさに加えて、ウエスト、股上、渡幅、膝幅・裾幅、左右股下を採寸します。個室になったフィッティングルームで女性のテイラーさんと採寸するので安心です。体型の悩みや特徴があれば相談しましょう。もちろん話さなくても採寸の段階でテイラーさんが気づいて調節してくれるので、任せておいても大丈夫です。もし、スーツ着用時にお辞儀が多い・時計をする・よく座るなど、あれば採寸の段階で、相談しておきましょう。


 


「ディテール選び」


採寸が終わるとディテール選びをします。予算により、さらに個性的なスーツを目指すなら、ボタンや裏地など様々なオプションも選択できます。ボタンや裏地などは、基本的には好みになるので、好きなものを選んでも間違いではありませんが、自分がどんな印象に仕上げたいかというイメージをテイラーさんと共有しておくと、生地に合うものをプロ目線でセレクトしてくれるので相談してみるのもいいでしょう。


 


「注文内容の確認、納品」


細かいディテールの部分を、テイラーさんとiPadで確認しながら決めていきます。わかりにくい部分や、仕上がりのデザインに違和感がある場合は変更を検討し、納得のいく一着に仕上げましょう。最後に注文内容の確認し問題なければオーダーが完了します。こちらで完成予定日が確認できます。DIFFERENCEでは、通常オーダー日から2〜3週間で完成品が届きます。

初心者はオーダーシャツから始めるのもおすすめ

女性のショッピングスタイルは商品をそのまま試着して購入することがほとんどになります。だから、洋服をオーダーするというスタイルに慣れていないので、いきなりスーツをオーダーするのは敷居が高いかもしれません。そんな方にはまずプレオーダーとしてシャツのオーダーをおすすめしています。お手頃価格でサイズフィットする最高の一枚が仕上がればスーツへのチャレンジもしやすくなります。

まとめ

レディーススーツはメンズスーツと異なり明確なルールがありません。選び方やコーディネートに迷うことがあるかもしれない一方で、明確なルールがないからこそ、好きなコーディネートや、あなたらしいスタイルを作れるという特徴があります。既製服の着心地とはことなる自分にフィットしたシルエットと自分らしい個性を取り入れながら、ぜひ気軽にチャレンジしてみてはいかがでしょう?きっとクセになる最高の一着が仕上がるはずです。