スーツサイズの選び方完全ガイド!自分に合う型を簡単に見つける方法
スーツ選び、特に初めての方はサイズ選びに迷ってしまう方が多いのではないでしょうか?
実は、スーツ選びを簡単に、そして確実にするための基本ポイントを押さえておけば、自分にぴったりの一着を見つけることは決して難しくありません。
その重要なポイントとなるのが「JIS規格サイズ」です。
JIS規格サイズとは、日本で一般的に使用されている体型や寸法の規格です。
このJIS規格サイズを理解しておくことで、自分の体型に合ったスーツをスムーズに選ぶことができるようになります。
この記事では、JIS規格サイズについて詳しく解説し、自分にぴったりのスーツ選びの基礎を解説していきます。
自分に合うスーツサイズを簡単に見つけるための基本ポイント
スーツ選びの第一歩は、JIS規格サイズを理解することです。
これさえ押さえておけば、自分に合ったスーツを選ぶ際の重要な基礎となります。
多くのブランドがJIS規格サイズを採用!その見方を知るだけでスーツ選びが簡単に
街中にはさまざまなブランドのスーツが並んでいますよね。
実は、多くのブランドがJIS規格サイズを基準にスーツを製造・販売しています。
つまり、JIS規格サイズの見方を理解しておけば、ブランドを問わずにスーツを選ぶことができるのです。
たとえば、普段着ている洋服のサイズを参考に、まずは大まかなJIS規格サイズを把握しておきましょう。
シャツの首回りが39cmであれば、A体やY体のMサイズが目安となります。
もちろん、ブランドやアイテムによってサイズ感は若干異なる場合もあります。
しかし、JIS規格サイズを基準にすることで、大まかなサイズ選びがしやすくなるだけでなく、試着の際にもスムーズに自分に合ったサイズを見つけることができます。
JIS規格サイズの読み方と基本的な区分
スーツのJIS規格サイズは、アルファベットと数字の組み合わせで表されています。
アルファベットは体型を、数字は身長を表し、それに基づいて適切なスーツサイズを選びます。これにより、自分の体型や身長にフィットするスーツを簡単に見つけることができます。
以下は、JIS規格で使用されるおもな体型区分です。
- Y体:細身体型 - 胸周りに対してウエストが細め
- A体:標準体型 - 一般的な体型で、バランスが取れている
- AB体:ややゆとりのある体型 - A体よりもウエストに少し余裕がある
- BB体:ゆとりのある体型 - ウエストが大きく、全体にゆったりとしたシルエット
- E体:全体的に大きい体型 - ウエストと胸周りに大きめのゆとりがある
- K体:キングサイズ - さらに大きなサイズで、ウエストにかなりの余裕がある
体型に加え、数字は身長を表しており、2から9までの数字が一般的です。この数字は、身長をおおよそ5cm刻みで表しています。
- 2:150〜155cm
- 3:155〜160cm
- 4:160〜165cm
- 5:165〜170cm
- 6:170〜175cm
- 7:175〜180cm
- 8:180〜185cm
- 9:185〜190cm
たとえば、身長が175cmでウエストが82cmの場合、A7サイズが適しています(以下のサイズ表参照)。
以下の表は、JIS規格における身長とウエストのサイズ対応表です。これを参考にして、自分に合うスーツサイズを確認してみてください。
体型別にぴったりのスーツサイズを見つける方法
JIS規格サイズの基本を理解したところで、次は自分の体型に合わせた最適なスーツサイズの選び方を詳しく見ていきましょう。
ここでは、体型別にぴったりのスーツサイズを見つける方法について、さらに詳しく解説していきます。
そもそもスーツジャケットの適正サイズとは?
スーツジャケットの適正サイズを判断するには、主に4つの要素に注目する必要があります。
それは、肩幅、胸周り、袖丈、そして裄丈です。
これらの要素が適切にフィットしていることが、見た目の良さと着心地の良さにつながります。
まず、肩幅です。
ジャケットの肩パッドの端が、ちょうど自分の肩の端と一致するのが理想的です。
肩幅が合っていないと、だらしない印象や窮屈な印象を与えてしまいます。
次に、胸周りです。
ボタンを留めたときに、つっぱり感がなくスムーズに留まるのが適切なサイズです。
胸ポケットが膨らんでいたり、ボタンを留めたときにXの字のしわができたりする場合は、サイズが小さすぎる可能性があります。
袖丈は、手首の骨が少し見える程度が理想的です。
シャツの袖口が1〜1.5cm見える長さが、バランスの取れた印象を与えます。
最後に裄丈です。
これは肩から袖口までの長さのことで、腕を自然に下ろしたときに、手首の付け根あたりまでくるのが適切です。
裄丈が長すぎると手が隠れてしまい、短すぎるとシャツの袖が必要以上に見えてしまいます。
これらのポイントを踏まえ、実際に試着して鏡で全体をチェックすることが大切です。
細身体型の方におすすめのスーツサイズとシルエット
細身体型の方には、Y体のスーツがおすすめです。
体のラインに沿ったシルエットが、スタイリッシュでモダンな印象を与えます。
選び方のポイントは以下のとおりです。
- ジャケットは体に沿ったフィット感を選ぶ
- パンツは細めのテーパードラインを選択
- ショート丈のジャケットで脚長効果を出す
ただし、あまりにタイトすぎるとかえって窮屈に見えてしまうので注意が必要です。
動きやすさも確認しながら、程よいフィット感のものを選びましょう。
がっちり体型の方にぴったりのスーツサイズとシルエット
がっちりとした体型の方は、A体やAB体がおすすめです。
体型のメリハリを活かしつつ、動きやすさも確保できます。
選び方のポイントは以下のとおりです。
- 肩幅にゆとりを持たせ、胸回りもきつくなりすぎないものを選ぶ
- ウエストのシェイプは控えめに
- パンツは適度なゆとりがあるストレートラインを選択
がっちり体型の方は、スーツのラインで体型をカバーするのではなく、体型の魅力を引き立てるようなサイズ選びがポイントです。
ぽっちゃり・大きいサイズの方に最適なスーツ選びのコツ
ぽっちゃりしている方や大きいサイズの方は、ゆったりとしたフィットのBB体、E体、K体などのスーツがおすすめです。
体型をカバーしつつ、快適な着心地を実現できます。
選び方のポイントは以下のとおりです。
- ジャケットは少しゆとりのあるものを選ぶ
- 縦のラインを強調するデザインを選ぶ(例:ピークドラペル)
- パンツはストレートラインで、適度なゆとりがあるものを選択
大きいサイズの方は、ただ大きいサイズを選ぶだけでなく、体型のバランスを考慮したサイズ選びが重要です。
たとえば、ジャケットの着丈を少し長めにすることで、全体のバランスが良くなることもあります。
おしゃれで体型にフィットするスーツはオーダーメイドがおすすめ
既製品のスーツでは満足できない方や、より自分に合ったスーツを求める方には、オーダーメイドスーツがおすすめです。
オーダーメイドなら、その人の体型にぴったりフィットするスーツを作ることができます。
体型に合わせた一着だから、誰よりもおしゃれに
オーダースーツの最大の魅力は、自分の体型に合わせて仕立てられることです。
既製品では対応しきれない体型の方でも、オーダーメイドなら理想的なフィット感を実現できます。
実際には、必ずしもJIS規格サイズの「サイズ表」に、当てはまらない場合があります。
たとえば、ウエストはY体だが、肩幅はA体など、体型にはそれぞれ個人差があるからです。
その点、オーダースーツであれば、体型の個人差にも問題なく対応することができます。
オーダースーツは、経験豊富なスタッフが丁寧に採寸し、体型に合わせた一着を仕立ててくれます。
肩幅、胸周り、袖丈、着丈などを細かく調整することで、既製品では得られない、美しいシルエットのスーツを作ることができます。
細かいディテールや素材選びで、あなただけの一着が完成
オーダースーツのもう一つの魅力は、細部までこだわれる点です。
生地、ボタン、裏地など、様々な要素を自分好みにカスタマイズできます。
たとえば、ビジネスシーンで使用するスーツなら、耐久性のある上質なウール生地を選び、シックな色合いのボタンを合わせるなど、細部まで吟味することができます。
このように、オーダースーツなら自分のライフスタイルや好みに合わせた、世界に一つだけの特別なスーツを作ることが可能です。
オーダースーツ専門店のディファレンスでは、経験豊富なスタイリストが、丁寧にカウンセリングを行い、一人ひとりの体型や好みに合わせた最適な一着を提案してくれます。
まずは、お気軽に無料相談にお越しください。
まとめ:自分にぴったりのスーツサイズとおしゃれを両立させるポイント
この記事では、スーツサイズの選び方について、JIS規格サイズを基準に解説してきました。
JIS規格サイズを理解し、自分の体型に合ったサイズのスーツを選ぶことは、スタイリッシュなスーツスタイルを実現するための第一歩です。
しかし、既製品のスーツでは、なかなか自分にぴったりの一着を見つけることは難しいのも事実です。
もし、ワンランク上のスーツスタイルを目指したい、自分に完全にフィットするスーツが欲しいという方は、ぜひオーダースーツを検討してみてはいかがでしょうか?