スーツに合うベルトの選び方!色・素材・形・サイズ・シーン別に解説
スーツに合うベルトは、いつものスーツスタイルを格上げしてくれるアイテムです。
ビジネスシーンやカジュアルシーンなど、シーン別で似合うベルトには違いがあります。
この記事では、スーツに合うベルトの選び方として、色や素材、そしてデザインなどをご説明します。
また、ベルト選びでよくある疑問への回答もまとめているため、ぜひ参考にしてください。
スーツに合うベルトの選び方
スーツに合うベルトの選び方について、ポイントを解説します。
色の選び方
ベルトの色は、基本的に靴に合わせることでバランスの良いスタイルを作れます。
黒の靴なら黒のベルトを合わせましょう。
茶色の靴であれば茶色のベルトを合わせましょう。
また、スーツの色とのバランスを考えることも、スーツに合ったベルト選びで大切なポイントです。
ブラックのスーツに黒のベルトはきっちりとした場面におすすめです。
普段のビジネスで身につけるベルトは、靴とともにブラウンを選ぶと、全身が黒一色になってしまうことを予防できます。
ネイビースーツは茶色のベルトと相性がよく、清潔感がありつつもカジュアルなスタイルに仕上がります。
色の系統を揃えるとまとまりが生まれますが、カジュアルシーンでは無理に靴とベルトの色を合わせずとも、カラフルな小物の色使いで個性を演出するスタイルも人気です。
素材の選び方
ベルトの素材は、スーツの質を高める重要なポイントです。スーツに合わせる場合は、本革が基本です。
本革には、牛革、馬革、豚革など、さまざまな種類があります。
牛革は触り心地や色みのバリエーションが豊富で、財布やバッグなどの定番素材です。馬革は耐久性に優れ、豚革は独特のざらついた質感が魅力です。
きっちりとした場面では、高級感のある牛革ベルトがおすすめです。
カジュアルシーンでは、比較的安価な馬革や豚革のベルトでもOKです。
形の選び方
ベルトのバックルの形によって、同じ色でもコーディネートの雰囲気が変わります。
代表的なバックルの形と、それぞれの印象をご説明します。
基本は「四角形」のバックル
スーツ用のベルトの基本は、四角形のバックルを使うことが多いです。
四角形のバックルは、きちんとした印象がありつつ上品です。
シンプルだからこそ、スーツの色やデザインを選ばずに身につけやすいデザインです。
ビジネスシーンはもちろん、カジュアルなスーツスタイルにも合わせやすいので、1本持っておくと便利です。
「丸型」のバックルはカジュアルに使える
丸型のバックルはカジュアルな印象があります。
四角形よりも優しい印象で、ビジネスシーンはもちろん、カジュアルなシーンにも合わせやすいです。
「リング型」のバックルは個性的
リング型のバックルは、カジュアルなシーンにおすすめです。
2本のリングにベルトを通して身に着けます。
ただし、リング型のバックルは、カジュアルな印象を与えるため、きっちりとした場面では避けた方がよいでしょう。
バックルの色と素材の重要性
スーツに合わせるバックルの色と素材は、コーディネートを選ぶ上で重要な要素です。
バックルの色は、黒や茶色、シルバーが定番で、これらの色は多くのスタイルに合わせやすいです。また、素材によっても全体の雰囲気が変わります。
きっちりとした場面では、黒や茶色、シルバーのシンプルな本革製バックルが適しています。
これらのバックルはシンプルでありながら上品な印象を与え、スーツスタイルを引き立てます。
一方、カジュアルなシーンでは、黒や茶色、シルバーのシンプルな本革製バックルも良い選択ですが、布製ベルトやキャンバス素材など、さまざまな素材を使ったベルトも適しています。
カジュアルなシーンでは、ベルトの色や素材を変えることで、より個性的なスタイルを楽しむことができます。
例えば、ネイビースーツに赤いベルトを合わせると、ポップな印象になります。
また、近年では、ゴールドやガンメタルなどのバックルも人気があります。
ゴールドは華やかでエレガントな印象を与え、ガンメタルはシックで落ち着いた印象を与えます。
オフィスカジュアルOKな職場では、ゴールドやガンメタルなどのバックルを取り入れて、個性を演出するのもおすすめです。
ベルトのサイズの選び方
スーツに合わせるベルトは、サイズ選びもバランスよく見せるためにこだわりたい部分です。
ベルトのサイズ選びについて、長さや幅をご紹介します。
ベルトの長さ
ベルトの長さは、ウエストサイズに合わせて選ぶことで、長すぎず短すぎずすっきりとした印象に見せられます。
ベルトの長さの目安は、真ん中の穴で留める状態です。一般的にはベルト穴は奇数個あります。
ベルトを真ん中の穴に合わせて締めると、苦しすぎず緩すぎない、ウエストにフィットするラインになります。
ベルトが長すぎると、だらしなく見えてしまい、ベルトがジャケットの裾から大きくはみ出てしまいます。
ベルトが短すぎると、窮屈そうに見えたり、ベルトを締めづらくなったり、ウエストが強調されたりします。
ベルトの幅
ベルトの幅は、身に着けるシーンに合わせて選ぶことで、スーツのコーディネートにバランスよく馴染むようになります。
ビジネスシーンでは、しっかりとした印象を与えるため、3cm~3.5cm幅のベルトがスーツの重厚感を演出できるためおすすめです。
カジュアルシーンでは、すっきりとした印象を与えるため、2.5cm~3cm幅のベルトがおすすめです。
きっちりとした場面では、上品な印象を与えるため、2.5cm以下の細ベルトがスーツの華やかさを演出できるためおすすめです。
シーン別にスーツに合うベルトを紹介
ベルトを着用する際には、シーン別で合うデザインや色、素材を選ぶことが大切です。
ここではシーンごとに、スーツに合うベルト選びのコツをまとめています。
ビジネススーツに合うベルト
ビジネススーツに合うベルトは、靴や靴下と同系色のものを合わせると、スーツ全体の印象がまとまりやすくなります。
またビジネススーツに合わせる素材は、本革が中心です。本革は高級感があり、レザーならではの光沢があります。
ビジネスシーンでは、しっかりとした印象を与えることが大切です。そのため、本革のベルトを選ぶことで、スーツの重厚感を演出することができます。
本革は乾燥によってヒビ割れや色落ちなどが起こる傾向にあります。
本革の美しい色味をキープするために、定期的に革用クリームでケアすることもおすすめします。
ベルトのバックルは、スタンダードな四角形がおすすめです。
ビジネスシーンでは、きっちりとした印象を与えることが大切です。
そのため、四角形のバックルを選ぶことで、スーツの落ち着いた雰囲気を演出することができます。
カジュアルスーツ用ベルト
カジュアルスーツに合わせるベルトは、靴や靴下と同系色のものを合わせると、スーツ全体の印象がまとまりやすくなります。
また、カジュアルスタイルでは、ベルトの色をアクセントにすることで、スーツの印象を明るくしたり、個性を出したりすることもできます。
素材は本革だけでなく、扱いやすい合成皮革のベルトも便利です。
合成皮革のベルトは、本革に比べて軽くて扱いやすく、お手入れも簡単です。
そのため、カジュアルシーンで気軽にベルトを着用したい方におすすめです。
よりカジュアルな印象を与えたい場合は、キャンバスやスエードのベルトもおすすめです。
キャンバスやスエードのベルトは、素材の風合いがカジュアルな印象を与えます。
結婚式や式典などフォーマルな場面に最適なベルト
結婚式や式典などに着用するフォーマルスーツに最適なベルトは、シンプルで上品なデザインが大切です。
艶出しのレザーベルトや細身のベルトは、正装にふさわしい上品な印象を与えることができます。
特に黒色や濃紺のベルトは、きっちりとした場面によく合います。
明るい色味のベルトは、正装にふさわしい場面だと派手すぎるスタイルになってしまいます。
そのため、ベルトのバックルも無骨すぎずにすっきりとしたデザインで、目立ちすぎないものを選ぶことが重要です。
スーツに合うベルト選びの疑問を解決
スーツに合うベルトの選び方で、よくある疑問を紹介します。
スーツのベルトはなんでもいいの?
スーツのベルトはあまり見えない部分のため、なんでもいいと考える人もいます。
しかし、スーツの素材に合っていないベルトを身につけると、スタイル全体に違和感が生まれてしまうため注意が必要です。
ベルトこそ紳士の装いにおいて、重要なアクセントになる一つです。
ビジネスシーンなどのきっちりした場面ほど、本革など素材にこだわることが重要です。
一方でカジュアルスタイルなら、やや幅広のベルトがおすすめです。
またベルトがコーディネートの主役になるような、デザイン性があるものを選びましょう。
派手すぎる色や柄は、太いベルトは結婚式や式典などフォーマルな場では避けることが無難です。
どのシーンでスーツを着ていくのかに合わせて、素材や色、幅などのトータルのバランスを見ることが、ベルト選びで大切なポイントなのです。
スーツにベルトは必要ですか?
結論から言うと、日本のビジネスや結婚式や式典などフォーマルな場面では、ベルトは推奨アイテムです。よりフォーマルな場ではサスペンダーが選ばれる事もあります。
他の文化圏では、スーツのスタイルやベルトの使い方に多少の違いがありますが、一般的にはベルトはスーツの重要なアクセサリーとみなされています。
スーツは、ビジネスシーンや正装が必要な場面で着用されることが多く、その際には整った印象を与えるためにベルトの使用が推奨されます。
まとめ:スーツに合うベルト選びのポイントをおさらい
スーツに合うベルト選びは、シーンによって素材やベルトの幅などを変えることが大切です。
ビジネスシーンやきっちとりした場面では、シンプルなデザインのベルトを選びましょう。
自由なスタイルでOKな職場やカジュアルシーンでは、自分らしさのあるベルトを身に着けてみてください。
ベルトは、コーディネートのアクセントにもなります。