ストレッチスーツの選び方と着こなし方
ストレッチスーツは生地に伸縮性があることで、仕事中でも快適に体を動かせるスーツです。
移動時の動きづらさが少ないため、アクティブに働いているビジネスマンの方におすすめです。
そんなストレッチスーツの魅力や、種類、選び方のポイントを詳しくご説明します。
ストレッチスーツの魅力
ストレッチスーツとは何か、その魅力についてご紹介します。
長時間着用しても疲れにくい
ストレッチスーツは伸縮性がある生地で作られたスーツです。伸縮性があるからこそ長時間着用しても疲れにくいのです。
動きを妨げづらいからこそ、アクティブなビジネスシーンでも無理なく着用できるところが魅力です。
具体的には、以下のメリットが挙げられます。
- パソコンなどのデスクワークや会議で資料を広げる・ペンを拾う動作
- 外回りや出張での長距離移動や車の運転
ストレッチスーツは外回りや出張といった、長距離移動でも快適です。
特に階段の上り下りなど、出張に多い動きもストレッチ性のある素材なら、窮屈さを感じにくいところが魅力です。
ほかにも、普段のデスクワーク中でも伸縮性によって、パソコン操作やペンを拾うといった、日々の何気ない動作も手足の稼働が制限されないため、ストレスフリーです。
シワになりにくい
ストレッチスーツは、伸縮性があるため通常のスーツに比べてシワになりにくいです。
だからこそスーツを長時間着用する機会が多い方にもおすすめです。
たとえば、デスクワークで気になるスラックスのシワも、ストレッチスーツなら気になりづらいもの。
なんといってもシワになりにくいからこそ、いつでもスマートにスーツを着こなせるところが便利です。
スタイリッシュな印象を与える
ストレッチスーツは、伸縮性があるため体にフィットするサイズを選ぶことができスタイリッシュな印象を与えてくれます。
ストレッチと言えば、ジャージのような素材をイメージしがちですが、最近では一般的なスーツとほとんど見た目に違いがないものが多いです。
また、ストレッチ素材だからこそ、シワになりにくくとてもスマートな印象です。
自然に体のラインにフィットするため、スタイルアップを狙いたい方にもおすすめです。
ストレッチスーツは素材がたくさんあるため、トレンド感や季節感のあるスーツを取り入れやすいところも魅力。
シーンや職場の雰囲気に合わせて、素材を選べるためTPOが気になる方も安心です。
お手入れが簡単
ストレッチスーツは、伸縮性がありシワになりにくい生地を採用しているため、通常のスーツと比べてお手入れの回数が少なくて済み手間が省けます。
ただし、まったくシワにならないわけではないため、もしシワが気になる時は、アイロンやズボンプレッサーでの対応は必要になります。
ストレッチスーツの種類
ここでは、代表的なストレッチスーツの種類と選び方を紹介します。
1WAYストレッチ:1方向にのみ伸びる
1WAYストレッチは、縦だけ、または横だけなど、1方向にのみ伸びるストレッチ素材です。
一般的に1WAYストレッチの場合は、縦に伸びる素材よりも横方向に伸びる素材が使われていることが多いです。
2WAYストレッチ:縦と横の2方向に伸びる
2WAYストレッチスーツは、縦と横方向に伸びる素材です。伸びる方向が多いため、1WAYストレッチ素材よりもスムーズな動きがしやすのが特徴です。
また、伸縮性をアピールするために縦横斜めに伸びる4WAYストレッチという表記がされていることもありますが、2WAYも通常斜めに伸びますので、2WAYと4WAYは同じと考えて差し支えありません。
2WAYストレッチスーツは、座ったり立ったりする動作や、歩くときに足の圧迫感が少ないため動作が快適になります。
ビジネスシーンで多い椅子から立ち上がるシーンや、階段の上り下りの際にも体の動きに合わせてスーツが縦横に伸びます。
つっぱり感がなく、手足が動かしやすく疲れにくいというメリットがあります。一般的なストレッチスーツはこの2WAYタイプが人気です。
ストレッチスーツの選び方のポイント
ストレッチスーツの選び方について紹介します。
ストレッチ性:1way or 2WAY
繰り返しになりますが、1WAYは1方向(主に横)にストレッチします。一方で2WAYは縦と横にストレッチするところが違います。
2WAYの方は伸縮する方向が多いため、よりスムーズな動きに対応できます。
ストレッチスーツを着たいという方は、快適な動きを求める方が大半かと思いますので、もし迷った場合は縦横に伸びる2WAYスーツをおすすめします。
サイズ:自分に合ったサイズを選ぶ
ストレッチスーツに限りませんが、スーツは自分に合ったサイズ選びが重要です。
特にストレッチスーツの場合は、伸縮性があるため、サイズ選びが適当になりがちなので注意が必要です。
たとえばシルエットでスマート感をだしたい場合は、伸縮性があるため通常より思い切ってサイズを小さくしてまいがちです。
伸縮性があるといっても限界がありますので、ストレッチスーツといえども少し余裕を持たせる必要があります。
はじめてストレッチスーツを仕立てる場合は、自分で判断が難しいこともあると思います。また既製品ではストレッチスーツの種類が少なく、サイズがうまく合わないことも多いです。
そのため、おすすめなのは、オーダースーツ店にて自分にしっかり合ったサイズのスーツを仕立てることです。
ストレッチスーツの着こなし方でよくある質問
ストレッチスーツを着るにあたって、よくある着こなし方の質問を紹介します。
ストレッチスーツはどんなシーンに向いていますか?
ストレッチスーツが向いているのは、主に次のようなシーンです。
- 出張などの移動
- 営業や通勤の徒歩
- 自転車通勤など乗り物に乗っての移動
- よく腕を動かすデスクワーク
ストレッチスーツは伸縮性に優れているため、長時間スーツを着ても快適なところが魅力です。
体をよく動かす仕事の方にはもちろん、デスクワークの方にもおすすめです。
どんな素材がおすすめ?
ストレッチ素材は1種類だけではなく、ウールなどの天然繊維や、ポリウレタンなどの合成繊維素材などさまざまな種類があります。
また、ウールと一口に言っても、織り方など様々な要因で、伸縮性に優れたものからあまり伸縮性のないものまでさまざまです。
そのため、素材だけで単純に決めるのではなく、実際に生地を触って伸縮性を確かめたり、耐久性についても確認することが大事です。
一般の方には素材の特性をすべて把握することは難しいですし、既製品ですとどうしても素材の選択肢が少なくなってしまいます。
素材の特性を確認し自分に最適なスーツを着たいという方は、オーダースーツ店でしっかりカウンセリングを受けて仕立てることをおすすめあします。
まとめ:長時間の移動やアクティブなシーンでも快適に着こなせる
ストレッチスーツは、長時間の移動や体を良く動かす方でも快適に着こなせるところが魅力です。
営業など外出が多く、歩く量も多い仕事でのスーツは、伸縮性があるとかなり体が楽になりますよ。
出張の長時間の移動でも快適に過ごせるので、ぜひストレッチスーツを検討してみてください。