ストライプスーツの魅力と着こなし方!ビジネスもプライベートで活躍
ストライプのスーツ・ジャケットは、カジュアルな雰囲気がありつつもおしゃれに着こなせる柄です。
そんなストライプの魅力と、ストライプスーツの選び方のコツ、合わせるネクタイやシャツなどのコーデ例もご紹介するため、ぜひ参考にしてください。
ストライプスーツの魅力
ストライプスーツの魅力はどんなものがあるのか、特徴とともにご紹介します。
スタイリッシュな印象を与える
ストライプスーツは、スタイリッシュな印象を与えられるところが特徴です。
ストライプは、太さや色によってスーツの印象が大きく変わることも魅力の1つ。
細いストライプは知的で洗練された印象を与え、太いストライプは力強く活発な印象を与えます。
統一感のあるストライプのカラーなら、ビジネスシーンでも柄が派手に見えず、スマートに着こなせるのです。
縦のラインによって着痩せ効果がある
ストライプスーツは、着やせ効果が期待できるスーツです。
縦のラインは縦の長さを強調する目の錯覚があります。
そのため、体型をカバーするだけでなく身長を高く見せる効果も期待できるのです。
着やせ効果のあるスーツを探している方にこそ、ストライプスーツがおすすめです。
無地のスーツに比べて華やかな印象を与える
ストライプスーツは、ビジネスシーンで活躍します。
シンプルな柄ながらも、無地のスーツに比べて華やかな印象を与えられるのです。
だからこそ、商談やプレゼンテーションなど、華やかでありつつもしっかりとした印象を与えたい場面でおすすめです。
ストライプスーツのおすすめ着用シーン
具体的には、以下のようなシーンでの着用がおすすめです。
ビジネスシーン |
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商談 |
プレゼンテーション |
会議 |
面接・面談(就活では避けたほうが良い) |
結婚式や式典などのフォーマルな場面 |
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結婚式 |
パーティー |
二次会 |
入学式 |
卒業式 |
ただしストライプのスーツは、葬儀などの法事では避けることをおすすめします。
冠婚葬祭の中でも、婚礼はストライプスーツを着用できますが、喪服は無地がマナーです。
また、就活はストライプの色や柄によっては、ラフな印象を与えてしまう可能性があるため、避けた方が無難です。
シーン別のストライプスーツの選び方
ストライプの太さや色によって印象が大きく変わるため、シーンや好みに合わせて選びましょう。
以下に、シーン別のストライプのスーツの選び方のポイントをまとめます。
ビジネスシーン |
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ストライプの太さは細めがおすすめ。 |
ストライプの色は濃紺やブラックなど、落ち着いた色を選ぶ。 |
結婚式や式典などのフォーマルな場面 |
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ストライプの太さは中くらいがおすすめ。 |
ストライプの色は明るい色や柄物を選ぶと地味になりすぎない。 |
カジュアルな場面 |
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ストライプの細すぎないものを選ぶのがおすすめ。 |
素材はツイードなどを選ぶと「仕事のスーツ感」を減らす事ができます。 |
このように、シーンや好みに合わせてストライプのスーツを選ぶことで、より着こなしを楽しめます。
結婚式やパーティーのスーツは、華やかさが求められます。だからこそ、地味になりすぎないように、ストライプは明るい色がおすすめです。
ストライプスーツの種類と選び方のポイント
ストライプスーツにはさまざまな種類があります。
その中でも、ここでは代表的なストライプスーツの種類と選び方を紹介します。
ピンストライプ:ビジネスシーンに定番の柄
ピンストライプは、細かいドットがつながってストライプのラインになったデザイン。
ストライプ柄の中でも幅が細いため、スマートで落ち着いた印象を与えます。
そのため、ビジネスシーンでよく着用されています。
ピンストライプは主張が控えめなデザインでありながら、中にはラインの幅が広いタイプもあります。
間隔が広く空いていると、少しカジュアルな雰囲気があります。
一方でストライプ同士の幅が狭いと、よりきっちりとした印象でビジネスシーンでもスマートに着用できることが特徴。
また、ビジネスシーンはもちろん、結婚式やパーティーなどにも着用できる万能なストライプスーツです。
年代も問わず身に着けられるうえ、ネクタイやシャツは落ちついた色合いにすると、よりスマートで洗練された印象を生み出せるのです。
一着持っておくと、さまざまなシーンで活躍してくれるでしょう。
シャドーストライプ:ビジネスシーンはもちろん、結婚式やパーティーなどにも活躍
シャドーストライプは、光の当たり方によってストライプの模様が出るデザインが特徴です。
遠目から見ると無地ですが、近くでよく見てみると、ストライプの模様が浮かび上がるのです。
これはストライプのライン部分の織り方を変えているため。
ストライプのライン部分が生地の織り方によって、浮き出てくるように見えるデザインで、表情豊かな印象を楽しめます。
そのため、ビジネスシーンでもカジュアルシーンでも使いやすいのが魅力です。
また、光沢感のある生地を採用したものが多く、高級感を演出できる点もシャドーストライプの良さです。
これによって、ビジネスシーンはもちろん華やかさが求められる結婚式やパーティーにも活躍する万能スーツです。
かっちりしすぎず、落ち着いたデザインの中に光沢がある印象は、さりげないおしゃれを楽しみたい全年代におすすめです。
ペンシルストライプ:ビジネス・カジュアルシーンで着用できる
ペンシルストライプは、鉛筆で描いたような細い縞模様が特徴のストライプスーツです。
ストライプの幅がピンストライプよりも太く、知的な印象を与えます。
この鉛筆で描いたような細いラインは、少し主張が強く出ます。
しかし、ラインが細いからこそ、派手になりすぎる心配はありません。
特にスーツとストライプの色味に大きく差が出ない組み合わせを意識すると、ビジネスシーンでも無理なく着用できることでしょう。
また、カジュアルシーンでも中にTシャツやカットソーといったラフなスタイルと合わせる際にも、ペンシルストライプが全体のコーデを引き締めて、スタイリッシュに見せられます。
チョークストライプ:ビジネスシーンやきっちりしたシーンで活躍
チョークストライプは、ストライプの幅が太く、白黒(チョーク)で引いたような輪郭が少しぼやけた線が印象的な柄です。
ブラックやグレー、ネイビー、茶など濃い地色のスーツ生地に引かれることが多く、ビジネスシーンでも活用されます。
チョークと呼ばれるように、ストライプの幅が広く、部分的なかすれがありつつも力強さと貫禄を与えてくれます。
そのため、ビジネスシーンで着用されることが多いのです。
チョークストライプは、チョークで引いたようなラインが特徴で、クラシックな印象を与えることも特徴と言えるでしょう。
ビジネスシーンで着用する場合は、ネクタイやシャツを落ち着いた色合いのものに合わせると、より力強く落ち着きのある印象を与えられます。
素材:ウール、ポリエステル、リネン、コットンなど
同じ柄でも素材が違うと、まったく異なる印象を楽しめるため、好みの素材を探してみてはいかがでしょうか。
「ウール」は高級感があって上品
ウールは厚手でしっかりとした印象の素材です。
さらにウールならではの光沢感があり、高級な雰囲気でビジネスシーンにもよく似合います。
上品な雰囲気だからこそ、カジュアルスタイルにウールのジャケットを合わせるだけで、一気にきっちりした印象を演出できます。
ビジネスにもカジュアルにも活躍するうえ、保温性も高いため秋冬は特に手放せない素材です。
「ポリエステル」はシワになりづらい
ポリエステルはシワになりづらく、軽量で扱いやすいところが魅力です。
扱いやすいからこそ、さまざまなスーツをコーディネートしたい方にも管理が楽です。
ポリエステルは季節問わず着用しやすいことも魅力です。
程よい厚みと、シワになりづらい素材感だからこそ、どんな季節でも合わせやすいのです。
どちらかといえば普段のビジネスシーンにおすすめですが、カジュアルスタイルにもよく似合います。
「リネン」はナチュラルな風合い
リネンはストライプのシャープな印象をよりカジュアルで、ナチュラルに見せられる素材です。
リネンは春夏にうれしい涼し気な印象で、独特の少しザラついた質感が味わい深さを演出してくれます。
ナチュラルな風合いなのでカジュアルシーンの着用に特におすすめです。
また、クールビズ推奨の会社での羽織物として、リネン素材のストライプジャケットがあると、体温調節に役立ちます。
ストライプスーツのおしゃれな着こなし方
ストライプスーツの着こなしは、どんなことを意識すればいいのでしょうか?
ビジネスシーン、カジュアルシーン、そして結婚式や式典などのフォーマルな場面でのストライプスーツの着こなしポイントをまとめました。
ビジネスシーンでの着こなし方
ビジネスシーンでストライプスーツの着こなし方について、選び方やポイントを見ていきましょう。
ストライプスーツは、ネイビーやグレーといったダーク系カラーがよく似合います。
素材であれば高級感を演出できるウールやポリエステルがおすすめです。
サイズ選びのポイントは、ゆるすぎず大きすぎないジャストサイズがマスト。
ビジネスシーンでは、シルエットも重視されるため、できるだけ自分に合ったオーダーメイドスーツを選びましょう。
既製品は部分的にサイズが合わず、肩が苦しい場合やウエストラインだけゆるいといったシルエットになる事もありますりがち。
オーダーメイドなら自分の体型に合わせてスーツを作れるので、おしゃれに着こなせます。
ビジネスシーンでの柄は、細いストライプがおすすめです。
できれば2㎜以下のストライプを選ぶと、目立ちづらく派手な印象を避けられます。
また、シャツは無地を選ぶと無難です。
ネクタイであれば、ストライプスーツと同系色にすると、シックにまとまります。
少し個性を演出したいときは、グレースーツにバーガンディやマスタードといった、コントラストを感じる色味がおすすめです。
ただし全体的に落ち着きがあるように、靴やベルトは黒やダークブラウンなどを選びましょう。
また、オーダースーツを作る人は少ないイメージがあるかもしれませんが、アンケート調査(※)では約3割の人がオーダースーツを作っているという結果が出ています。
さらに、男性だけにしぼると約4割近くの人がオーダースーツを作った経験があると回答しています。
※引用:オーダースーツおすすめブランド専門店を比較(カスタムファッションマガジン)
カジュアルシーンでの着こなし方
次にカジュアルシーンでのストライプスーツの着こなし方についてご紹介します。
ストライプスーツをカジュアルシーンで着るときには、ネイビーやグレーなどのダーク系が無難です。
また、ベージュやブラウンのストライプスーツは、秋冬のシーズンに特におすすめです。
素材はウールやコットンといった、カジュアルな素材がおすすめです。
涼しい時期なら、リネンもおしゃれに着こなせることでしょう。
ストライプスーツのカジュアルな着こなしは、無地のシャツだけでなくチェック柄や同じストライプ柄のシャツがおすすめです。
また、ネクタイは無地ならすっきりとシンプルに。
柄物なども幅広く似合うため、ネクタイを主張させたいときは、ストライプの幅が狭く落ち着いた色合いのストライプスーツと組み合わせましょう。
靴はスニーカーやローファーと言ったカジュアルなものとも相性抜群です。
そこにベルトや腕時計を組み合わせて、個性を演出してみてください。
結婚式での着こなし方
ストライプスーツは結婚式でも人気があります。
ただし、着用するにあたって気を付けたいルールもあるため、ぜひ次の着こなし方のコツを覚えておきましょう。
結婚式でのスーツは、基本的に無地が推奨されています。
しかし最近はストライプが目立ちすぎない見た目なら、許容される時代になっています。
たとえば、陰影でストライプを表現しているシャドーストライプ、ドットでストライプを再現したピンドットなどは、派手になりすぎずストライプが細いため結婚式にもおすすめです。
色はネイビーやグレーなどの落ち着いたものがマスト、素材はウールやポリエステルなどのしっかりとした素材がおすすめです。
結婚式でのストライプスーツは、柄の細いデザインがおすすめです。
特に2mm以下のストライプは、目立ちにくく結婚式におすすめです。
ストライプの間隔も、狭いものを選ぶときっちりとしたシーンにふさわしい雰囲気が生まれます。
シャツはストライプスーツの場合、シンプルな無地との組み合わせがおすすめです。
ネクタイもストライプの色と柄に合わせることが無難ですが、新郎よりも派手にならなければコントラストカラーや、柄入りも着用OKです。
そして革靴などの小物は、黒で落ち着いた色にすることをおすすめします。
ストライプスーツの着こなし方でよくある質問
ストライプスーツの着こなし方で、よくある質問を紹介します。
結婚式でストライプスーツはだめ?
マナー違反ではないですがストライプスーツを着用する場合は、シーンや相手に合わせて、適切な着こなし方が必要です。
しかし、結婚式でのスーツは無地が基本です。結婚式の二次会や、パーティーといった、比較的カジュアルなパーティシーンであれば、ストライプスーツを着ても問題ありません。
また、結婚式でストライプスーツを着るときには、次のポイントに注意すればOKです。
- 細いストライプを選ぶ
- 狭い間隔のストライプがスマートできっちり見える
- シャツは無地がおすすめ
- ネクタイはストライプと色や柄を合わせるか逆にコントラストをつける
- 黒の革靴がおすすめ
- 小物は落ち着いた色を選ぶ
- 新郎や新婦の衣装よりも派手にならない色を選ぶ
これらのポイントを押さえることで、結婚式でも周囲から好印象を与えられます。
また、結婚式の雰囲気や新郎や新婦の衣装より派手にならないスーツがマナーです。
ストライプスーツにはどんなネクタイが合う?
ストライプスーツに合わせるネクタイは、色の調和を意識することがポイントです。
例えば、紺色のストライプスーツには、ワインレッド、紺、ゴールドなどのネクタイが似合います。
また、柄のバランスはスーツのストライプの幅に合わせるとバランスがとりやすくなります。
ストライプが細いなら、ネクタイの柄を大きく、逆にストライプが太い場合は、ネクタイの柄を細くすると全体的にまとまりが出ます。
ちなみに、ストライプスーツにストライプのネクタイを合わせる場合は、ストライプの幅や間隔、方向がスーツとは異なるものを選びましょう。
デザインは無地が無難であり、光沢のあるサテンなどの素材はストライプスーツとのコントラストがとても美しいです。
ドット柄は等間隔のものを選ぶと、ストライプとの相性がよくおしゃれに着こなせます。
華やかさを求めるのなら、ペイズリー柄や花柄といったエレガントなネクタイもおすすめです。
そしてネクタイだけでなく、シャツの色や柄とのトータルコーディネートも意識しましょう。
例えば、白や淡い色の無地のシャツは、どんなストライプスーツやネクタイとも相性が良いため迷ったら選ぶことをおすすめします。
ストライプスーツに似合うネクタイ | |
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無地のネクタイ | どんな色もおすすめだが光沢のある素材は高級感がある |
ドット柄のネクタイ | サイズや間隔が均一のドット柄 |
ペイズリーや花柄のネクタイ | 大き目の柄はパーティーにもおすすめ |
ストライプスーツにはどんなシャツが合う?
ストライプスーツに合うシャツは、基本的に無地がおすすめです。具体的には、以下のようなシャツがおすすめです。
- 白シャツ
- ライトブルーシャツ
- ネイビーシャツ
- グレーシャツ
- ストライプシャツ(ストライプ幅がストライプスーツと同等)
理由はストライプ柄のスーツと柄物のシャツを合わせると、柄同士が喧嘩してしまい、バランスの悪い印象を与えてしまうため。
具体的には、白シャツやライトブルーのシャツがよく似合います。
白シャツは清潔感があり、どんなスーツにも合わせやすい万能アイテム。ライトブルーのシャツは、ストライプスーツの知的な印象を引き立ててくれるのです。
また、ストライプスーツの色に合わせて、シャツの色を選ぶこともおしゃれに見せるコツ。
ネイビーのストライプスーツには、白やライトブルーのシャツがよく合います。
グレーのストライプスーツには、ライトグレーやベージュのシャツとの組み合わせがおしゃれに仕上がります。
柄物のシャツを合わせたい場合は、ストライプスーツのストライプ幅と同じ幅の柄物シャツが、全身に統一感のあるスーツスタイルを作れます。
まとめ:華やかな印象を与えたい方におすすめ
ストライプスーツは、華やかな印象を与えたい方におすすめです。
シンプルなストライプは派手になりすぎないため、おしゃれを演出したいビジネスシーンにもよく似合います。
また、ネクタイは同じストライプ柄ならラインの方向が違うものを選ぶと、アクセントになっておしゃれです。
ほかの柄やシャツの色も、ストライプは幅広く選べるため、ぜひ自分だけのコーディネートを探してみてはいかがでしょうか。