スーツに合うカーディガンの選び方と印象アップのコツ

投稿日時:2023.11.17 10:23:43

メンズのスーツにカーディガンの組み合わせは、おしゃれで品のあるスタイルを楽しめます。

スーツにカーディガンを合わせるときのコツとして、素材や色の選び方のポイントをご紹介します。

ほかにも具体的な着こなし方もまとめているため、ぜひ参考にしてください。

スーツに合うカーディガンの選び方

カーディガン(黒)

スーツに合うカーディガンの選び方について紹介します。

素材、色、デザインのポイントなど、スーツ用のカーディガンを選ぶときにチェックしたいポイントは次の通りです。

素材はウールやカシミヤがおすすめ

スーツに合わせる場合、カーディガンの素材はウールやカシミヤがおすすめです。

その理由は、暖かいと同時にとてもやわらかいため、スーツの下にも着用しやすい点。また、見た目においてもウールやカシミヤは薄手で重ね着しても着ぶくれしづらいメリットがあります。

特にカシミヤは、高級感があり、スーツのフォーマルなスタイルを引き立てます。

ウールも同様にやわらかく、扱いやすい素材としてカーディガンの定番です。

シワになりづらく、手軽に着用できるところも、毎日のように着るスーツとのコーディネートと相性抜群なのです。

スーツにマッチする色はネイビーやグレーが定番

カーディガン(グレー)

スーツに合わせるカーディガンの色は、ネイビーやグレー、ブラックが定番です。

ビジネスシーンで着用するなら、素材だけでなく色選びも大切なポイント。

スーツでおなじみのネイビーとグレー、ブラックは同じくカーディガンでも大活躍する組み合わせ。

同じ色でも、濃淡が違えばまた印象が大きく変わることもカーディガンの特徴です。

たとえばスーツがライトグレーなら、カーディガンを通常のグレーやダークグレーにすれば、それだけでかなりトーンの違いがはっきりとします。

カーディガンがスタイルのアクセントになるため、ぜひ取り入れてみましょう。

なによりも、落ち着いた印象を与えてくれるうえ、スーツやネクタイとの組み合わせもやりやすいメリットがあります。

首元のデザインはVネックが合わせやすい

カーディガン

カーディガンはスタンドカラーや、首元が丸いクルーネックなどありますが、

スーツに合わせる場合、Vネックのカーディガンが定番であり合わせやすいデザインです。

Vネックのカーディガンは、スーツの中に合わせるベストと似たシルエットです。

このシルエットだと、シャツやネクタイの襟元がすっきりとシャープに見えるのです。

また、Vネックのカーディガンならジャケットを脱いだときでも、まるでベストを着ているかのように様になります。

首元がすっきりしていると、幅広い季節に似合いやすいところも魅力です。

秋冬はもちろん、肌寒い日の春なども、カーディガンとの組み合わせでその日の気温に合わせて印象を変えられます。

 

スーツにカーディガンを合わせる際の注意点

スーツにカーディガンを合わせるときに、おしゃれに見せるための印象アップのコツを紹介します。

カーディガンのインナーはシャツorカットソーがおすすめ

カーディガンのインナーは、シャツかカットソーがおすすめです。

ワイシャツを着ると、カーディガンのカジュアルな印象の中に、かっちりとフォーマルな雰囲気が生まれます。

オフィスカジュアルOKのところだと、ジャケットの下にTシャツを着ることもあります。

しかし、カーディガンの場合は、インナーとしてTシャツやタンクトップなどを着てしまうと、かなりカジュアルな雰囲気になってしまいます。

カーディガンをビジネスシーンで着るのなら、基本的にはワイシャツやオーバーサイズすぎないカットソーがおすすめです。

カットソーもシャツと同じく、首元がすっきりと見えるスタイリングになります。

ネクタイは結ぶor結ばない、どちらでもOK

カーディガンのインナーにシャツを着る場合、ネクタイは結んでも結ばなくてもOKです。

ビジネスでネクタイが必要な場面なら着用するべきですが、それ以外はどちらでも問題ありません。

特にウォームビズやカジュアルなビジネススタイルを推奨している会社なら、カーディガンとネクタイの組み合わせは自由です。

きっちりした印象に見せたいときは、カーディガンとネクタイの組み合わせがおすすめです。

また、カジュアルなスタイルに見せるのなら、ネクタイなしでワイシャツのみでも、首元がすっきりとおしゃれに見せられます。

シルエットはジャストサイズを選ぶ

シルエットはオーバーサイズになりすぎず、体のラインを拾い過ぎないジャストサイズがポイント。

ジャストサイズでなければ、スーツと合わせたときに、アンバランスな印象になってしまいます。

特に気をつけたいのは、ゆとりのあるサイズだとカジュアル感が強くなってしまうこと。

着丈にも十分注意しましょう。着丈が長く、ヒップが隠れるサイズのカーディガンだと、スーツとの組み合わせではバランスが悪くなります。

ウエストラインよりも少し下あたりの通常丈のカーディガンにしましょう。

 

靴は革靴がおすすめ

カーディガンに合わせるのなら、ビジネスライクな革靴がおすすめです。

カーディガンがどうしてもカジュアルな印象があるため、そこに革靴と合わせるとカジュアルになりすぎずに、すっきりとまとまります。

中に履く靴下も、靴と同系色の黒系が無難でおすすめです。

印象アップ!スーツとカーディガンのコーディネート案

スーツとカーディガンを着るにあたって、色別でのおすすめコーディネートをご紹介します。

どのようなデザインが良いのか、合いやすい色とともにまとめているため、コーディネートの参考にしてください!

ネイビースーツにマッチするカーディガンの選び方とコーディネート

ネイビースーツはどんなカーディガンの色にも合わせやすい万能カラー。

特にライトグレーやホワイト、ベージュといった明るいトーンのカーディガンも合わせやすいところが魅力です。

ビジネスシーンでは、グレーやネイビーのカーディガンが定番ですが、あえてホワイトやベージュを合わせると、さらに清潔感があり個性を感じさせるファッションを楽しめます。

カジュアルなスタイルがOKな会社なら、ぜひアクセントとして明るい色のカーディガンを合わせてみてはいかがでしょうか?

また、柄は基本的に無地がおすすめですが、細めのストライプや細かい柄程度であれば、ジャケットのインナーにすることもおすすめです。

ネイビースーツに合うカーディガンは、下記を参考にしてください。

ネイビースーツに合うカーディガン
ライトグレー
ホワイト
ベージュ
ライトブルーなどの明るい色
バーガンディ
マスタード
デザイン Vネック
無地・ストライプ・細かい柄

グレースーツでのカーディガン選びとコーディネート

グレースーツは幅広いカーディガンに似合います。

その中でも、特にネイビー、ブラック、ホワイト、ダークグリーン、バーガンディなどの色がポピュラーです。

デザインはビジネスシーンに活躍するVネックが基本的に合わせやすいです。

ただし、グレーカーディガンは細かい柄やストライプなど、ある程度柄が入ったデザインとも相性がいいです。

そのため、ある程度自由に選んでいろいろなコーディネートを楽しんでみてはいかがでしょうか。

グレースーツに合うカーディガンは、下記を参考にしてください。

グレースーツに合うカーディガン
ブルー
ライトブルー
ダークネイビー
ワインレッド
ライトグレー
ホワイト
ベージュ
マスタード
バーガンディ
デザイン ハイゲージのVネック・クルーネック
無地・ストライプ・細かい柄

ブラックスーツを際立たせるカーディガンのスタイル

ブラックスーツはそれだけだとフォーマルな雰囲気があります。カーディガンを合わせるのなら、同じ黒色は避けたほうが無難です。

やや明るいライトグレーやホワイトは、清潔感のある印象を与えます。あえてフォーマルなスタイルを作りたいのなら、ネイビーなど深みのある色を合わせるのもおすすめです。

デザインや柄は、基本的に無地がおすすめです。無地のカーディガンは、スーツの印象を邪魔せず、大人っぽい雰囲気を演出します。

また、メリノウールなどのきめ細かな素材を選ぶと、高級感があり、肌触りも良いです。

ブラックスーツに合うカーディガンは、下記を参考にしてください。

ブラックスーツに合うカーディガン
ホワイト
グレー
ネイビー
ライトグレー
デザイン Vネック
無地

スーツとカーディガンのコーデでよくある質問

スーツとカーディガンをコーデするにあたって、よくある質問をご紹介します。

スーツとカーディガンをおしゃれに着こなすには、マナーや色の組み合わせのコツをおさえておきましょう。

カーディガンはビジネスマナーとしてどうですか?

スーツにカーディガンを合わせるコーデは、場所によってカーディガンを着ることがNGのところがあります。

たとえば、次のような場所ではカーディガンを着るとカジュアル過ぎる印象になってしまいます。

  • 就職活動
  • 冠婚葬祭
  • 目上の人との会議・会食
  • ウォームビズ非推奨の企業への訪問・担当者との対面

このようなかしこまった場所では、カーディガンのようなやわらかい素材を着ると、どうしてもカジュアルでマナー違反の印象になってしまいます。

基本的には、ワイシャツとジャケット、もしくはベストを着たスリーピースがおすすめです。

ただし、長期間お付き合いがあり、比較的ラフな関係性である取引先などは、そのままカーディガンスタイルでも問題ない可能性がありますが、基本的には寒い季節であっても、上記のような場所では中にカーディガンを着ない方が無難です。

スーツに合わせるカーディガンは何色が定番?

スーツに合わせるカーディガンの定番色は次の3つです。

  • グレー
  • ブラック
  • ネイビー

特にグレーとネイビーは、どんなスーツにも合わせやすく主張し過ぎない色です。

グレーのスーツにグレーのカーディガンを合わせるのなら、色のトーンを分けることがおすすめです。

たとえば、スーツが明るいグレーなら、カーディガンはダークグレーがよく似合います。

ブラックのカーディガンは、ブラックスーツとの組み合わせだと全体的に黒が強調されてしまうため、別のスーツとの組み合わせがおすすめです。

カーディガンを着用するメリットは?

スーツにカーディガンを着るメリットは、主に次の3つです。

  • 防寒対策としてさっと羽織れる手軽さ
  • ジャケットなしでもかっこよく着こなせる
  • TPOに合わせて着脱しやすい

カーディガンは前開きの服のため、着脱しやすいところが魅力です。

セーターやタートルネックは被って着るスタイルのため、髪型が崩れたり外では羽織りづらかったりするデメリットがあります。

カーディガンなら好きなタイミングで羽織りやすく、脱ぎやすいため、肌寒いときはすぐに着込めます。

同じくTPOに合わせて、カーディガンを脱いでジャケットを羽織れば、そのまま訪問先などかしこまったところにも、すぐに出かけられます。

カーディガンはシワを気にせずに、鞄などに入れておけるため1枚あると心強い存在です。

デメリットは会社によって、ラフすぎる印象になってしまうこと。セーターよりもさらにカジュアルな雰囲気があるため、カーディガンを着用しづらい可能性があります。

周りの会社の雰囲気に合わせて、カーディガンかセーターやタートルネックを着るか選びましょう。

まとめ:スーツにカーディガンを合わせてカジュアル感を演出

スーツにカーディガンを合わせると、程よくカジュアル感を演出できます。

それでいて、前開きなので着脱しやすく、その日の気温や出かける先に合わせて、カーディガンを着るか着ないか、柔軟に選べるところも便利です。

また、よりフォーマルな印象を与えたいときには、カーディガンよりもセーターがおすすめです。