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カジュアルスーツの選び方!メンズ・レディース定番コーデ

投稿日時:2023.08.31 17:05:04

最近は、オフィスカジュアルOKな職場が増えてきたので、さまざまなシーンでカジュアルスーツを着用する人を多く見かけるようになってきましたね。

カジュアルスーツが人気の理由は、一般的なスーツに比べて堅苦しい雰囲気がなく、デザインやカラーを工夫することで、より自由度の高い服装を楽しめるという点が大きいですね。

とはいえ、「カジュアルスーツ」という言葉の定義は曖昧で決まっていないことから、デザインや素材の選び方など(その人のセンスが問われるため)、自分に合ったカジュアルスーツの選び方に悩んでいる人は多いはず。

そこでこの記事では、「カジュアルスーツとは何か」「選び方や着こなしのポイント」「おすすめのコーデ」について解説していきます。

カジュアルスーツのコーデに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。

 

カジュアルスーツとは?一般的なスーツとの違いは?

まず最初に、カジュアルスーツを着用する上で、ここだけは押さえておきたい3つのポイントについて解説していきます。




  • フォーマル度を強く求められないさまざまなシーンで着用可能

  • 一般的なスーツとは、コーディネートの着こなし方が違う

  • 一般的なスーツとは、素材とデザイン性が異なる


ビジネスシーン・結婚式やパーティー・デートなどさまざまなシーンで着用OK

まず「カジュアルスーツとは?」ですが、カジュアルスーツとは、一般的なフォーマルなスーツに比べて、デザインやシルエットがよりカジュアル志向に仕立てられており、フォーマル度を強く求められないビジネスシーンやプライベートシーンで着用できるスーツになります。


例えば、オフィスカジュアルOKな職場、結婚式、パーティー、デート、誕生日会、同窓会など、さまざまなシーンに対応できる服装が、カジュアルスーツの特徴になります。


※基本的に、結婚式などフォーマルなイベントでは、スーツやタキシードなどが望ましいですが、最近は、カジュアルスーツOKなケースも増えてきました。


また、デザインやカラーを工夫することで、ファッションを楽しめるのもカジュアルスーツの特徴でもあり魅力になります。


では、具体的に「一般的なスーツとは何が違うのか」について解説していきます。

コーディネートの着こなし方が異なる

まず、一般的なスーツとカジュアルスーツで大きな違いとなるのが、着こなし方が異なるということです。


例えば、ビジネススーツは、上下で同じ素材を合わせ、シャツやネクタイと共に着用されるのが一般的です。また、シューズに関しても革靴を履くことが求められます。

一方、カジュアルスーツは、上下で同じ素材を合わせる必要はなく、シャツやネクタイ、シューズ(革靴、ローファー、スニーカー)など、組み合わせには自由度があります。


例えば、一般的にカジュアルスーツのスタイルには、以下のようなものがあります。


スタンダードなのは、ジャケットとパンツが別々のデザインでコーデされたスタイルになります。

また、スラックスの代わりに、よりリラックスしたデザインであるチノパンやコーデュロイパンツなどを組み合わせたスタイルも一般的です。


パンツにジーパンを取り入れることもありますが、ビジネスシーンにおいてはあまり一般的ではないです。特に破れたジーンズやダメージジーンズは、NGとなっている職場が多いので注意が必要です!


上記のように、一般的なスーツ(ビジネスシーン)の装いにはベーシックなルールがありますが、カジュアルスーツの装いには特別なルールがあるわけではないという点に違いがあります。(もちろん着用シーンによってマナーはあります)


ちなみに、「なぜビジネススーツにルールがあるか?」というと、ビジネスの場では、服装を通じて相手に敬意を表すためです。やはり、ビジネスシーンでは、しっかりとスーツを着こなしている人のほうが信用力が上がり「仕事ができる人」に見えますよね。


逆に、スーツの着こなし方が誤っていたりサイズ感が合っていない人は、どこか信用力が下がってしまうと同時に、相手に対してのリスペクトが見劣りしてしまいます。


そのため、ビジネススーツとカジュアルスーツを着用する際は、しっかりと着用シーンを意識して使い分けることが大切です。

素材とデザイン性が異なる

続いて、一般的なスーツとカジュアルスーツの違いになるのが、素材とデザイン性になります。


一般的なスーツの素材は、ウール、コットン、リネン、ポリエステルなどの生地が使われていることが多く、生地の特性は以下のようなものとなっています。




  • 肌触りや通気性に優れている

  • 型崩れしにくい

  • シワになりにくい

  • 耐久性に優れている



ほぼ毎日のように着用するので、型崩れしにくい、シワになりにくい、耐久性に優れているというのがスーツの特徴とも言えますね。


また、黒やグレー、ネイビーなど落ち着いた色合いやデザインが多いです。やはりこれも、ビジネスの場で派手なデザインが求められていないためで、どちらかというと堅苦しいイメージとなっています。

シルエットに関しても、一般的に①ブリティッシュ、②イタリアンクラシコ、③アメリカントラッドの、スーツの源流ともいえる3つから派生して仕立てられているのが特徴で、スーツというものがどれだけ正式で礼儀に沿ったものであるかが示されています。


一方、カジュアルスーツは、スーツと同様の素材に加え、通常のビジネススーツよりも軽量で、柔らかい生地が選ばれることも多く、ビジネススーツのような礼節よりも着心地の良さなど、機能性に重点を置いた素材を採用しているのが特徴です。




  • 動きやすいようにストレッチ性の素材を採用

  • 軽くて動きやすい素材を採用

  • 汗や濡れた際でもすぐに乾かす速乾性

  • イージーケア(自宅の洗濯機で洗えてお手入れ簡単)



この機能性に優れているという点がカジュアルスーツの特徴でもあり人気の秘密ですね!


特に、デスクワークで長時間の作業を行っていると肩が凝ったりしますが、機能性に優れている素材であれば、疲れにくく仕事がはかどりますよね。


また、シルエットやデザイン性に関しても、一般的なスーツに比べて、デザインやカラーのバリエーションが豊富で、ジャケットとパンツやスカートの組み合わせも自由にできるという点が大きな違いになります。

この「着やすさ・扱いやすさ」や「コーディネートが楽しめる」という点が、多くの企業でカジュアルスーツを採用している理由の一つになります。


そのため、カジュアルスーツは、さまざまなシーンに合わせてコーディネートを楽しむことができるのがポイントとなります。


よって、一般的なスーツは、礼儀に沿った服装であり、カジュアルスーツは、オフィスカジュアルOKな職場、結婚式やパーティー、デートなど、さまざまなシーンで着用できるセミフォーマルな服装といえます。

押さえておきたいカジュアルスーツの選び方と注意点やマナー

自由度の高いコーディネートができるカジュアルスーツではありますが、着用シーンによっては適さないコーディネートもあります。


そこでここでは、カジュアルスーツの選び方と注意点やマナーについて解説していきます。


シーンごとや季節ごとに紹介していきますので、ぜひ皆さんの着用シーンに照らし合わせて参考にしてみてください

ビジネスシーンでの選び方と注意点

ビジネスシーンで着用するカジュアルスーツは、メンズ・レディース問わず、派手な色や柄の入った洋服は敬遠されがちなので、落ち着いたカラーとシンプルな柄を選ぶことが重要です!


例えば、以下のようなカラーや柄を選ぶと、落ち着いた雰囲気で上品な印象に見えるのでビジネスシーンにおすすめです。




  • カラー:黒

  • カラー:紺

  • カラー:グレー

  • カラー:チャコールグレー

  • 柄:無地

  • 柄:ストライプ

  • 柄:チェック


また、シャツやブラウスを選ぶ際は、衿に注意するようにしましょう!


基本的には、ネクタイが締められる衿を選んだほうが、シャキッとした印象となるためおすすめです。

パンツやスカートに関してですが、メンズ・レディース共に、直線的なシルエットであるスラックスや、最近流行りのスリムなパンツがすっきりとした印象となるので良いです。

スカートにおいては、すっきりとしたシルエットのタイトスカートや、エレガントな印象のアコーディオンスカート、裾に向かって広がるシルエットであるAラインスカートを選ぶことで、清潔感と上品な印象を与えてくれるので良いです。

逆にNGなのが、過度に細身のスリムパンツや、短い丈のミニスカートなどで、ビジネスシーンでは好まれないので注意が必要です!


ちなみに、ビジネスシーンでカジュアルスーツを着用する際は、場合によっては会社に規定(ルール)が設けられていることもあるので、まずは確認するようにしましょう。


例えば、多くの会社では以下のような服装がNGとなっていることが多いです!




  • 柄ものや派手すぎるカラーはNG

  • 衿付きのシャツ以外はNG

  • 露出度の高い洋服はNG

  • ジーパンはNG

  • 革靴以外はNG

  • スニーカー、サンダル、厚底NGなど



そのため、まずは自分の会社の規定やルールを必ず確認することが大切です。

結婚式やパーティーでの選び方と注意点

結婚式などはフォーマルなイベントなので、基本的にはスーツやタキシードが適しています。


とはいえ、最近はカジュアルな結婚式も増えてきているので、ここでは結婚式やパーティーで、カジュアルスーツが許されるケースという前提で解説していきますね。


上記の理由から、結婚式やパーティーで着用するカジュアルスーツのコーディネート選びは難しいですよね。


あまりカジュアル過ぎても良くない」「派手過ぎても良くない」といった感じで、選び方に悩む人は多いと思いますが、基本は、ややフォーマルなコーディネートを意識したほうが良いです。


理由としては、結婚式やパーティーは大切なイベントごとなので、きっちりとした服装で礼儀とマナーを示すことが重要なためです。


あまりにもカジュアル過ぎる服装では、相手に対して失礼に当たりますし、場違いな印象を与えてしまい、場の雰囲気を壊してしまう可能性があります。


そのため、結婚式やパーティーでカジュアルスーツを着用する場合は、ややフォーマルなコーディネートを意識したほうが良いです。


では具体的な選び方を紹介していきます。


ポイントとなるのは、素材とカラー・柄の2つになります。


素材に関しては、高級感を演出してくれるものがおすすめで、例えば、ウール、シルク、カシミヤなどが良いですね。価格的には若干高めではありますが、その分、上品で高級感や光沢感を演出してくれるので、結婚式やパーティーなどに適した素材といえます。

ただし、夏場は暑苦しい印象を与えてしまうことがあるので、夏場であれば、通気性が良いリネンなどがおすすめです。


リネンは、吸湿性が高く、常に快適な着心地を提供してくれますし、見た目も上品さと涼しげな印象になるのでおすすめですよ。

黒などのように暗すぎるカラーは、フォーマル色が強くなってしまいますが、深みのあるカラーであれば、フォーマル過ぎず、大人の上品さを演出できるのでおすすめです。


また、レディースに関しては明るく爽やかなカラーなどを取り入れても良いです。

黒などのように暗すぎるカラーは、フォーマル色が強くなってしまいますが、深みのあるカラーであれば、フォーマル過ぎず、大人の上品さを演出できるのでおすすめです。


また、レディースに関しては明るく爽やかなカラーなどを取り入れても良いです。

デートやお出かけでの選び方と注意点

デートやお出かけでカジュアルスーツを着用するなら、自分の好きなファッションで目一杯おしゃれを楽しみたいですよね。


プライベートでカジュアルスーツを着用する場合は、基本、礼儀やマナーに気を遣う必要がないので、自分の好きなコーディネートを楽しんでみましょう。


とはいえ、いくつか気を付けておくべきポイントもあるので解説しつつ、よりカジュアル度がUPするコーデについて紹介していきますね。

まず、デートなどプライベートで人と会う機会があるのであれば、ビジネスシーンに比べてよりカジュアル度が高めのコーディネートのほうが良いです。


理由は、プライベートでもフォーマル色の強い服装を選んでしまうと、「休日の生活が重たい・暗い人なのかな?」と思われてしまうためです。


そのため、プライベートシーンでは、よりカジュアルな雰囲気を演出したほうが、仕事をしているときとのギャップが生まれ、爽やかでおしゃれな印象を相手に与えることができます。


例えば、ジャケットのインナーに明るめのカラーのシャツやニットなどを合わせるだけで、カジュアル度が増します。

同じインナーでも色違いを購入しておくだけで、同じ洋服なのに印象がガラリと変わるのでおすすめです。


夏場であれば、シャツよりもポロシャツのほうがカジュアル度が増すのでおすすめです。また、パンツに関しても、チノパンやスラックスのほかに、ジーンズなどを合わせるとカジュアル感を演出できます。

ただし、デニムを合わせる場合は、濃いめのカラーが良く、破れたダメージジーンズなどは、全体のバランスが崩れてしまうので避けたほうが良いです。


スカートであれば、ミニスカート以外を合わせることで、カジュアル感を演出できるのでおすすめです。

注意点として、プライベートだからといって、あまり派手な色や柄の入った洋服を取り入れるのは逆効果になるので避けたほうが良いですよ。



春夏・秋冬 季節ごとの選び方と注意点



暖かい季節になる春夏におすすめなのは、汗をかきにくい薄手で通気性の良い素材を選ぶことで、毎日、快適に過ごせるようになります。


例えば、綿などは、通気性や肌触りが良いので、暖かい季節や、夏場でも快適な着心地を提供してくれます。

ちなみに、多くの洋服は、ポリエステル素材を採用していることが多いのですが、ポリエステル素材は、通気性があまり良くなく、吸湿性にも優れないので、特に暑い夏場での着用は注意が必要になります。


ポリエステル素材は、耐久性があり、シワになりにくいなど、メンテナンスフリーの特徴があるため、多くの人が選びがちになりますが、夏場はかえってデメリットとなることを覚えておきましょう。

秋冬など寒くなる季節は、ウール素材がおすすめです。


ウールは、空気をたくさん含むため保温性に優れているのが特徴で、寒い季節に適した素材のため、さまざまな秋冬向けの洋服に採用されています。

ウールもシワになりにくい素材で、シワができても自然と戻りやすい性質があるのでおすすめです。


夏場は暑苦しい印象になるので、薄手のウールやウールとコットンやリネンなど他の素材を混ぜ合わせた混紡素材もおすすめですよ。

まとめ:着用シーンに気を付けて選ぶようにしましょう

カジュアルスーツは一般的なビジネススーツに比べて、自由度の高い着こなしができますが、着用シーンによっては、マナーなど気を付けるべきポイントがあるので、コーディネートを考える際には注意するようにしましょう。


また、カラーや柄以外にも自分の体型に合ったカジュアルスーツを選ぶことも重要なポイントになります。


流行りだからといって、タイトすぎるアイテムを選んでしまうと、全体のバランスが崩れてしまうので注意が必要です。


普段着と違って、カジュアルスーツのコーディネートは難しいので、専門家のアドバイスがもらえるオーダーメイド専門店は初心者の方にはおすすめです。


以上、カジュアルスーツの選び方やコーデについての紹介でした。


※本記事内で紹介している商品・写真は、記事初回公開時点の内容となります。(時期によってはお取り扱いが無い場合がございますので、ご了承ください)