ビジネスシーンやプライベートシーンでカジュアルスーツを着用している人を、ひと昔前より多く見かけるようになってきましたね。
そんなカジュアルスーツの魅力は、コーディネートの自由度が高いところ。
ジャケットやパンツの素材やカラー、デザインを自由に選ぶことができ、自分らしいスタイルを表現できますし、スニーカーなど、カジュアルな靴との相性も良く、自由なスタイリングが楽しめます。
とはいえ、コーディネートの仕方が難しいジャンルでもあります。
そこでこの記事では、男性向けカジュアルスーツの着こなし方やコーディネート方法を紹介していきます。
「トレンドの着こなし方を知りたい」「着こなし方や選び方良く分からない」といった人は、ぜひ参考にしてみてください。

カジュアルスーツメンズ！シーン別お洒落な着こなし方

それではシーン別に、カジュアルスーツメンズの着こなし方を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
春におすすめのコーディネート4選
春シーズンは新たな生活をスタートさせる人が多いと思いますので、ファッションも心機一転したいですね！
コーディネートのポイントは、春らしい素材やカラーを取り入れると明るい雰囲気になるので、初対面の人に対して第一印象が良くなりますよ。
また、寒暖差が激しい季節でもあるので、重ね着などをうまく活用したコーディネートが重要になってきます。

この季節の定番スタイルは、トップスにフロントボタンが縦に一列に止めるデザインのシングルブレストジャケットに長袖シャツ、ボトムスにスラックスを合わせるコーデですね。
ジャケットや長袖シャツに、明るめのパステルカラーや淡いカラーを合わせ、スラックスにも明るめのカラーを合わせると春らしい印象になりますよ。

少し肌寒い日は、長袖シャツの上にベストやニットセーターなどを合わせると良いですね。ジャケットやスラックスを明るめのカラーにする場合は、ニットセーターは紺などの濃いめのカラーを選ぶと全体的なバランスが引き締まるのでおすすめです。

ジャケットスタイルでカジュアル感を演出したい時は、ジーンズやチノパンツを合わせるのも良いですね！ジーンズは、清潔感のある濃いめのカラーがよく、破れたダメージジーンズなどは、全体的なバランスが崩れてしまうので避けたほうが良いです。
インナーは、春らしい淡い色合いをチョイスしてするのがおすすめです。

初夏に近づくとだいぶ気温が高くなってきますので、ジャケットを手持ちすることもあると思います。そんな時は、長袖シャツを主体としたコーディネートにすると過ごしやすいですね！
基本的には、シャキッと見える衿付きの長袖シャツが良いですね。逆に、衿が初めから開いた状態の開衿シャツなどは、カジュアル過ぎたり、だらしない印象を与えることがあるので気を付けましょう。
春シーズンにおすすめのコーディネートを紹介してきました。
春は、比較的過ごしやすい陽気なので、さまざまなコーデを楽しめるのが良いところですね！

夏におすすめのコーディネート3選

夏シーズンは、一年の中で最も暑い季節なので、軽快で涼しげな印象を与えるコーディネートを心掛けましょう。
ポイントは、通気性の良い素材を選ぶことや、カラーに関しても涼しい色やシンプルな柄が良いですね。

この季節の定番スタイルは、半袖シャツにスラックスを合わせるコーデですね。半袖シャツは、淡い色やパステルカラーを選ぶと夏らしくて良いです。
また、紫外線の影響をできるだけ受けたくないなどの理由で長袖を着用する場合は、屋内では、シャツの袖をロールアップしても良いですね。

ポロシャツを合わせるのも定番スタイルですね。

ポロシャツは見た目の印象が涼しいので、カラーは、ホワイト、ネイビー、グレーなどがベターですが、特別派手な柄などが入っていないのであればどんなカラーを選んでもOKです。

 

また、一般的にカジュアルスーツにショートパンツを合わせるのは避けるべきではありますが、完全にプライベートシーンであれば、ショートパンツをチョイスしても良いですね。
ちなみに、夏場は比較的コーディネートが単調になりがちで、バリエーションが少なく飽きてしまいますよね。

そういった場合は、パンツの裾をロールアップする方法を取り入れると、コーデの幅が広がるのでおすすめです。

秋におすすめのコーディネート4選

秋のコーディネートの特徴は、少しずつ肌寒くなることから、ウールやツイード、コーデュロイなどの厚手の素材を取り入れていくと良いですね。
基本的に春シーズンと同じスタイルになるのですが、秋らしい深みのある色や、グレー、ネイビーなどの落ち着いた色を取り入れることで、秋らしい印象になります。

ジャケットには、秋の定番カラーであるネイビーや、グレー、チェック柄などを合わせ、長袖シャツには、ホワイトやライトブルーなどのシンプルで清潔感のあるものを合わせると良いです。
ボトムスには、秋らしいカーキ、ダークグレー、チェック柄を合わせると全体的に秋らしい印象になりますよ。

肌寒くなってきたら、長袖シャツの上にのニットセーターなどを重ね着すると良いですね。ニットセーターのカラーは、ブラウンやボルドーといったダークトーンを取り入れると秋らしく、大人の上品な印象を与えてくれるのでおすすめです。

ジャケットスタイルでカジュアル感を演出したい時は、ブレザーにチノパンツを合わせるのも良いですね！
ブレザーは、ネイビーやブラウンなどが定番カラーであり暖かみのある印象になります。また、ツイード素材も秋らしい素材で、チノパンツとの相性も良いです。
チノパンツも、秋らしいカーキ、ダークグレー、オリーブなど上品で落ち着いたカラーがおすすめです。

チノパンツの代わりに、ジーンズを合わせてもカジュアル感を演出できるのでおすすめです。ただし、ジーンズは、清潔感のある濃いめのカラーがよく、破れたダメージジーンズなどは、全体的なバランスが崩れてしまうので避けたほうが良いです。
秋は、シューズにも気を使いたいですね。スエードなどスニーカーを合わせると、暖かみのある雰囲気を演出してくれるのでおすすめです。
秋も春と同様、さまざまなコーディネートを楽しめるところが良いですね。

冬におすすめのコーディネート4選

冬のコーディネートは、厚手の素材や暖かいアイテムが主役になります。また、カラーについてもダークな色合いを取り入れると良いです。
さらに、アウターの重要性も高まりますから、カジュアルスーツの上からコートやダウンジャケットを着こなせるコーディネートも考えましょう。

特に寒さが厳しい日などは、首元が暖かいタートルネックニットをチョイスすると良いですね。また、パンツには、冬シーズンに人気のコーデュロイパンツを合わせると暖かくて良いです。

ウール素材や柔らかく暖かいカシミア素材の厚手のニットに、コーデュロイパンツを合わせるスタイルも冬の定番スタイルですね。

上記のコーディネートに、アウターとして、各種コートやブルゾンなども合わせやすいので、ぜひ実践してみてくださいね。

冬場は、さまざまなコーディネートの組み合わせが可能なので、ファッションを楽しめる季節ですね。
そのほかにも、マフラーや手袋といった小物を使って、冬らしいコーディネートを楽しむと良いですね。

ビジネスシーンにおすすめのコーディネート4選

カジュアルスーツOKな職場で働いている人も多いと思いますので、ここではビジネスシーンにおすすめのコーディネートを紹介していきます。

ビジネスシーンの定番は、ジャケット、シャツ、スラックスのスタイルですね。ビジネスシーンなので、派手なカラーや柄は避けて、清潔感のある落ち着いたものをチョイスすると良いです。
このスタイルは、一年を通して着用できるコーディネートなので、着まわしの幅を広げるために覚えておくと良いでしょう。

カジュアル度を少し上げたい場合は、リネンやコットン混紡のジャケットやスラックスを取り入れると良いですね。また、リネンやコットン素材は、通気性が良く涼しげな印象となるので、夏場に最適なアイテムとなります。

特に厳しい冬場であれば、タートルネックニットに変えても良いですね。

ビジネスシーンでは、ジャケット、シャツ、スラックスといった決まりきったスタイルになるため、コーディネートのバリエーションを増やすことが重要です。
同じアイテムでも、季節ごとにカラーや柄を変えることで、コーディネートが楽になりますよ。
注意点として、カジュアルスーツOKな職場であっても、派手な色や柄の入った洋服は敬遠されがちなので、落ち着いたカラーとシンプルな柄を選ぶようにしましょう。
また、いつでもネクタイを締められるように襟のあるシャツがおすすめです。襟があると、ネクタイを外した場合でも首元がシャキッとした印象になるので、ビジネスシーンに適しています。

ワンランク上の魅力的なコーディネート術

ここでは、ワンランク上のスタイルアップを目指す人に向けて、オシャレなコーディネートのアイデアを紹介していきます。
「毎日同じコーディネートになってしまう」「新しいコーディネートに挑戦したい」という人は、ぜひ参考にしてみてください。

30代以上向け！上品な大人の着こなし方

30代以上の人で、上品さを演出するなら、以下のポイントに気を付けると良いです。
・高級感を演出してくれる上質なウールやカシミア素材を選ぶ
・大人っぽく上品なカラーを選ぶ
・ダブルジャケットを取り入れる
・シルエットは程よいフィット感を心掛ける

上品さを演出するなら、素材選びが大切です。例えば、上質なウールやカシミア素材は、上品な印象を与えてくれるのでおすすめです。
アイテム自体で上品さを演出するなら、ダブルジャケットを取り入れるのも効果的です。ダブルジャケットは、ヨーロッパの伝統的なスタイルで、上品で洗練された印象を与えてくれます。
そのほかには、シルエットにも気を付けましょう。あまりタイトなもよりも、程よいフィット感のほうが上品になります。

男性らしさを演出できる着こなし方

男性らしさを演出するなら、以下のポイントに気を付けると良いです。

・ネイビーやグレーなど落ち着いた色を選ぶ
・シルエットが細身のカジュアルスーツを選ぶ

カジュアルスーツには、多くの場合カジュアルなカラーや柄が使用されますが、男性らしさを表現するには、落ち着いたカラーや無地に近い柄が重要です。
例えば、ネイビーやグレー、ブラウンなどの色が適しており、派手な柄は避け、無地やシンプルな柄が上品な印象を与えます。
やはり、派手なカラーや柄は目立ちすぎるため、上品さが欠けてしまいますね。
また、カジュアルスーツ自体も、ゆったりとしたシルエットよりも、体にフィットした細身のシルエットを選ぶことで、男性らしさをアピールすることができます。
ちなみに、体ががっちりしていて、なかなか細身のカジュアルスーツが見つからないという人も多いはずです。
そういった人は、ストレッチ性に優れたカジュアルスーツがおすすめです。

柔らかさを演出できる着こなし方

柔らかさや親近感を演出するなら、以下のポイントに気を付けると良いです。
特にコーディネートがいつも堅苦しい印象になりがちな人は、より親近感のある雰囲気を演出できるのでおすすめです。

・パステルカラーなど優しい色をコーデに取り入れる
・柄ものをコーデに取り入れる
・ややゆったりな洋服を選ぶ
・季節によってニットなど重ね着をうまく取り入れる

暗めのカラーを選んでしまうと、堅苦しいコーデになってしまうので、パステルカラーなど優しい色をコーデに取り入れると良いです。

すべてのアイテムを明るくしてしまうと、全体的なバランスが崩れてしまうので、シャツを淡いブルー、ピンク、ラベンダーなどのカラーで合わせると良いです。

さらに、柄ものをチョイスするもの良い方法です。例えば、チェック柄やストライプ柄は可愛らしい印象になるのでおすすめです。

カジュアルスーツのシルエットも、流行りの細身タイプよりも、ややゆったりしたシルエットを合わせることで、柔らかい雰囲気を演出することができます。

また、重ね着をうまく取り入れる方法も良いです。例えば、柔らかい見た目のカーディガンを着用したり羽織ったりするだけで、親近感のある優しい印象になるのでおすすめのテクニックです。

アクティブな印象を演出できる着こなし方

よりアクティブな印象にしたい人は、デニムジャケットやレザージャケットをチョイスすると良いですね。
ただし、過度にカジュアルなアイテムを取り入れると、あまりにカジュアルすぎて全体的なバランスが崩れてしまうので、取り入れる場合は、一つや二つ程度にとどめるようにしましょう。

スニーカー・ローファーなど足元をうまく使った着こなし方

洋服を変えずに雰囲気をガラリと変える方法と言えばシューズを活用する方法ですね。
カジュアル度を上げるならスニーカーが良いですね。
フォーマルなカジュアルスーツであっても、スニーカーを履くことで大きく印象を変えることができるのでおすすめです。

ただし、カジュアルスーツにスニーカーを合わせる場合は、できるだけシンプルなデザインで、カラーもホワイト、ブラック、ネイビー、グレーなど清潔感や落ち着いた雰囲気のものを選ぶようにしましょう。
あまり派手なものは、足元が浮いてしまう(悪目立ちすぎてしまう)ので気を付けましょう。
また、履きつぶしたスニーカーや汚れているスニーカーは、カジュアルスーツには合わないので気を付けるようにしましょう。
ちなみに、秋冬コーデに合わせるなスエードのシューズも良いですね。また、スエードのスニーカーもカジュアルな印象と上品さを兼ね備えた印象になるのでおすすめです。
シューズを変えるだけで、印象を変えることができるのでおすすめです。特に、トップスやパンツのコーディネート選びが苦手な人におすすめのテクニックですので、ぜひ試してみてくださいね。

生地選びのポイントと注意点

ここではカジュアルスーツの生地の選び方について紹介していきます。

シーズンに合った生地や素材を選ぶ

カジュアルスーツを選ぶ際には、シーズンにあった生地を選ぶことが大切ですね。

具体的には、夏であれば通気性が良く軽量なリネン、綿と麻の混紡素材である綿麻などがおすすめです。逆に冬場であれば、保温性の高いウールやカシミアなどの素材を使ったものが良く、見た目も暖かい印象となります。

また、生地の素材だけでなく、カラーや柄の選び方も大切です。

春夏であれば、淡い色、パステルカラーなど明るいカラーが適していますし、秋冬であれば、ネイビー、グレーなど暗めのカラーが適しています。

そのため、シーズンごとに適切な素材をカラーを選ぶことがおしゃれ度をあげるポイントになります。

注意点として、過度に派手なカラーや柄ものは、好まれないので避けるようにしましょう。また、カジュアルスーツであっても、ビジネスシーンとプライベートシーンでマナーが異なるので、着用シーンを踏まえて選び方に気を付けましょう。

 

機能性に優れた生地がおすすめ

最近、注目されて人気のアイテムとなっているのが機能性に優れたカジュアルスーツです。
機能性に優れたカジュアルスーツとは、以下のような特徴を持ったものになります。

・ストレッチ性に優れている
・通気性に優れている
・撥水に優れている
・吸湿速乾
・シワになりにくい
・自宅で洗える

特に人気なのが、ストレッチ性に優れたカジュアルスーツになります。伸縮性が高いので、その人の体型にフィットしてくれるため、動きやすく快適な着心地を提供してくれます。

そのほかにも、夏場には通気性が良く涼しい素材や、汗を吸収する機能性素材もおすすめです。
また、カジュアルスーツを毎日着用するという人は、自宅で洗えるタイプも便利ですし、クリーニングに出す手間も省けるので経済的にもやさしいですよ。

まとめ：シーズンごとに合った生地選びとサイズ感に注意しましょう

オーダーメイド専門店のDIFFERENCE(ディファレンス)であれば、一人一人にあったカジュアルスーツを提案することができますので、ぜひお気軽にご来店ください。
一度、採寸を行うと、2回目からはネット通販から生地やオプションを選ぶだけで、自分の体型にフィットした洋服を購入できるサービスとなっています。
以上、男性向けカジュアルスーツの着こなし方やコーディネート方法の紹介でした。
※本記事内で紹介している商品・写真は、記事初回公開時点の内容となります。(時期によってはお取り扱いが無い場合がございますので、ご了承ください。)