セットアップスーツのメンズ人気おしゃれコーデを春夏・秋冬シーンごとに紹介
オフィスカジュアルOKな職場が広まったことで、セットアップスーツが注目を集めていますね。
しかし、セットアップスーツの着こなし方は意外と難しく、コーディネートの仕方に悩んでいる方も多そうですね。
例えば「そもそも選び方が良く分からない」「どこまでカジュアルにして良いか分からない」「おしゃれにコーディネートできない」などの悩みが挙げられます。
特にビジネスシーンでの着用には注意が必要で、カジュアル過ぎる着こなしは好ましくありません。
そこでこの記事では、男性向けのセットアップスーツについて、シーン別におすすめコーディネートや着こなし方を紹介しています。
「セットアップスーツをおしゃれに着こなしたい」「自分に合った選び方や着こなし方を知りたい」などの悩みを持っている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
そもそもセットアップスーツって何?
そもそも「セットアップスーツって何?」「一般的なスーツとの違いは?」と疑問に思っている人は多いと思います。そこで、まず最初に、セットアップスーツの特徴と一般的なスーツとの違いについて解説していきます。
ジャケットとパンツが上下一式で揃えられたスーツのこと
まず「セットアップスーツとは?」ですが、セットアップスーツとは、ジャケットとパンツが上下一式で揃えられたスーツのことを指します。
基本的には、ジャケットとパンツは、同じ素材やデザインで作られていますが、異なる素材やデザインで作られていることもあります。
そして、セットアップスーツの特徴といえるのが、ジャケットはジャケット単品で、パンツはパンツ単品で着用できる点です。
つまり、ほかのアイテムとの相性が良いので、さまざまな組み合わせが可能なところがセットアップスーツの強みといえます。
また、サイズもジャケットはジャケットのサイズ、パンツはパンツのサイズで購入できるのもセットアップスーツの特徴といえます。
例えば、ジャケットのサイズをL、パンツのサイズをMのように、身長や体型によって異なるサイズのジャケットとパンツを、それぞれ自分の好みに合わせて選ぶことができるため、よりフィット感のあるスーツを購入できる点が魅力であり良いポイントになります。
一般的なビジネススーツとの違いは?
では「具体的に一般的なスーツ(ビジネススーツなど)と何が違うのか?」について解説していきます。
一般的なスーツとセットアップスーツには、以下のような違いがあります。
素材とデザイン性
販売方法
素材とデザイン性の違い
最初に、素材とデザインの違いになります。
スーツに使われる素材は、耐久性が高く、摩擦や摩耗に強いウールやポリエステルなどの合成繊維が一般的です。これらの素材は、長期間着用しても傷みにくく、繊維の品質が高いため、スーツの高級感や品質を保つことができるとされています。
一方、セットアップスーツは、ウールやポリエステルのほかに、肌触りが良く、通気性や吸湿性に優れた天然素材であるコットンやリネンがよく使われます。
これらの素材は、着心地や快適性に特化しており、よりカジュアルでリラックスした雰囲気を演出するためです。
デザインに関しては、スーツはビジネスシーンやフォーマルな場面で着用されることが多いため、クラシックな傾向。
セットアップスーツに関しては、カジュアルなシーンで着用するという側面があるため、より斬新でトレンドを取り入れたデザインが主流。
また、スーツのジャケットには通常、肩パッドが入れられており、背中には裏地が付けられていますが、セットアップスーツのジャケットはカジュアル志向であるため、一般的には肩パッドがなく、背中に裏地が付けられないことが多いですね。
ちなみに、スーツに肩パッドが入っている理由は、ジャケットの形を維持する理由と、エレガントさを演出するためです。また、裏地は、生地が傷むのを軽減してくれるのと、着脱をスムーズにするためです。
販売方法の違い
続いて販売方法です。
スーツは上下でのセット販売となっています。一方、セットアップスーツは、ジャケットとパンツを別々に着用できる柔軟性があるため、上下のセットの販売だけでなく、ジャケットやパンツの単品購入も可能となっています。
オフィスカジュアルOKな職場で着用する人が多い
上記で解説したとおり、スーツ(ビジネススーツなど)とセットアップスーツには違いがあります。
セットアップスーツは、ジャケットとパンツを別々に選ぶことができ、その柔軟性からセミフォーマルなシーンやプライベートシーンに適しています。
そのため、最近はオフィスカジュアルを認める企業でも、セットアップスーツがよく取り入れられるようになってきましたね。
ただし、セットアップスーツの着こなし方が分からない人も多いかもしれません。
そこで次のセクションでは、おすすめのコーディネートや着こなし方について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
セットアップメンズ!ビジネスマン必見の人気おしゃれコーデ&着こなし方
春におすすめのコーディネート
春は新しいシーズンの始まりを迎えるため、明るく爽やかな雰囲気を演出してくれる、春らしいアイテムを取り入れたいですね。
また、春は日中と朝晩の気温差が大きく、服装に悩みがちです。そのため、重ね着をうまく活用し、気温の変化に対応できるようにしましょう。
ビジネスシーンの定番スタイルは、セットアップスーツに、長袖シャツを合わせるコーデですね。
セットアップスーツのカラーは、定番のネイビーやブラック、または、春らしく上品な印象を与えてくれるライトグレー、ベージュといったカラーも良いですね。
長袖シャツは、フォーマルな印象を与えてくれる襟が立ったドレスシャツがビジネスシーンに適しています。カラーに関しては、白、ライトブルー、ペールピンクなどのパステルカラーが春らしくておすすめです。
春は、まだまだ日中と朝晩の気温差が大きいので、セットアップスーツにニットセーターを合わせるのも良いです。カラーは、ブラック、グレー、ネイビー、ベージュなどの落ち着いた色がおすすめです。
また、Vネックのニットセーターであればドレスシャツを合わせることで、首元からちらりと見えるアクセントが、スタイリッシュな印象を与えてくれるため、おすすめの着こなし方です。
夏におすすめのコーディネート
夏は一年の中で最も暑い季節なので、通気性が良く軽い素材を選ぶことが大切です。
また、カラーに関しても涼しげな色やシンプルな柄が良いですね。
夏の定番スタイルも、セットアップスーツを主体にインナーには半袖シャツを合わせるコーデですね。
ポイントはセットアップスーツの素材で、夏場に適した通気性や吸湿性に優れた天然素材であるリネンやコットンをチョイスすると過ごしやすいです。
カラーもライトグレーやベージュといった色合いが、涼しげな印象を与えてくれるのでおすすめです。
半袖シャツは、フォーマルな印象を与えてくれる襟が立ったドレスシャツがビジネスシーンに適しています。カラーに関しては、白、ライトブルーなどの涼しげなカラーが良いですね。
職場によっては、半袖のドレスシャツはNG(長袖のみOK)となっている場合もあるので、半袖のドレスシャツが許容されるかどうかは事前に確認しておきましょう。
セットアップスーツに、半袖のポロシャツを合わせるコーデも定番ですね。
セットアップスーツの素材は、夏場に適した通気性や吸湿性に優れた天然素材であるリネンやコットンをチョイスし、ポロシャツは、白、ネイビー、グレーなどの涼しげな色が良いです。
注意点として、ポロシャツは、襟がだらしなくなる場合があります。そのため、襟がしっかりと立つものや、ボタンダウンのものを選ぶと、シャキッとした印象になるのでおすすめです。
秋におすすめのコーディネート
秋はだんだんと朝晩の気温が下がるため、保温性の高いウールやツイード素材などを使ったセットアップスーツを選ぶようにしましょう。
また、ダークグレー、ネイビー、ブラウンなど深い色合いを選ぶと秋らしくてとてもおしゃれな装いになります。
セットアップスーツに長袖シャツを合わせるのが定番スタイルですね。素材は、保温性の高いウールやカシミヤ、織り目がゴツゴツした質感が特徴的なツイードがおすすめです。
また、秋らしい雰囲気を出すためには、ブラウンやダークグレー、ネイビーといった深みのある色合いを合わせるととてもおしゃれです。これらのアイテムを取り入れることで、秋の季節感を演出することができますね。
肌寒くなってきたら、セットアップスーツにニットベストやニットセーターを合わせるのも良いですね。カラーは、ブラウンやダークグレー、ネイビーといった深みのある色合いが良いです。
また、ニットベストやニットセーターの下には、ドレスシャツを着用することで、スタイリッシュな印象を与えてくれるため、おすすめの着こなし方です。
冬におすすめのコーディネート
冬のコーディネートの特徴は、保温性の高い素材を使用したアイテムを使用し、寒さ対策をしっかりと行いましょう。
また、カラーに関しては、ブラウン、グレー、ブラック、ネイビー、ボルドーなどが冬の代表的な色で、落ち着いた印象を与えてくれます。
定番のセットアップスーツに長袖シャツを合わせるスタイルです。
素材は、ウールやカシミヤなど保温性の高い素材がおすすめです。また、重厚感のある素材を選ぶことで、寒さ対策をしっかりと行うことができます。
長袖シャツだけでは寒いという日は、長袖シャツの上からカーディガンを着用しても良いですね。
シャツの上に着ることで暖かさを保ち、ジャケットの下に重ね着しても邪魔になりません。
さらに、着脱が容易であるという利点もあり、1枚所有するだけで春、秋、冬の3シーズンにわたって着用可能なので、おすすめのアイテムです。
寒さが厳しい日は、セットアップスーツにタートルネックセーターを合わせるとスタイリッシュな印象を与えてくれておしゃれですね。
タートルネックセーターのカラーは、グレー、ネイビー、ブラックなどのシンプルな色がどんなコーディネートにも合わせやすくておすすめです。
セットアップスーツに合わせる靴はどんな種類がおすすめ?
カジュアル感を演出したい場合はスニーカーがおすすめ
セットアップスーツによりカジュアルな感じを出すなら、スニーカーが良いですね。
基本的には、シンプルなカラーが良いですね。例えば、ブラック、ホワイト、ネイビー、グレーなどがどんなカジュアルスーツにも合わせやすいのでおすすめです。
秋冬であれば、季節感を演出してくれるスエード素材のスニーカーもおすすめです。
注意点として、セットアップスーツにスニーカーを合わせる場合、履き古したり汚れたスニーカーを選ぶのは避けた方が良いです。
セットアップスーツはキレイ目の洋服ですので、足元が汚れていると印象を悪くしてしまうので気を付けましょう。
生地選びのポイントと注意点
ここではセットアップスーツの生地の選び方について紹介していきます。
シーズンごとに適切な生地を選ぶ
季節に応じて適切な生地を選ぶことは、快適に過ごすために非常に重要です。
春夏用には、通気性が高く軽くて涼しい印象の素材が適しているので、リネンや綿麻などがおすすめです。一方、秋冬用には、保温性が高く高級感のある素材が適しており、ウールやカシミアがおすすめです。
しかし、お店でセットアップスーツを購入する場合、さまざまな素材があるため、選ぶのに迷うことがありますよね。
そういった場合は、販売員に相談することをおすすめします。販売員に相談することで、着用するシーンや目的に応じて、適切な生地のセットアップスーツを提案してもらえます。
また、トレンドの生地なども教えてくれますので、おしゃれなセットアップスーツを探している人は、販売員に相談しましょう。
注意点として、過度に派手なカラーや柄ものは、好まれないので避けるようにしましょう。また、ビジネスシーンとカジュアルシーンではマナーが異なるので、着用シーンを踏まえたうえで選び方には気を付けましょう。
最近はストレッチ素材など機能性に優れた生地が人気
最近、注目されて人気のアイテムとなっているのが機能性に優れた生地です。
機能性に優れた生地とは、以下のような特徴を持ったものになります。
ストレッチ性に優れている
通気性に優れている
撥水に優れている
吸湿速乾
シワになりにくい
自宅で洗える
特に人気なのが、ストレッチ性に優れた生地になります。伸縮性が高いので、その人の体型にフィットしてくれるため、動きやすく快適な着心地を提供してくれます。
そのほかにも、夏場には通気性が良く涼しい素材や、汗を吸収する機能性素材もおすすめです。
また、セットアップスーツを毎日着用するという人は、自宅で洗えるタイプも便利ですし、クリーニングに出す手間も省けるので経済的にもやさしいですよ。
最近は、さまざまな機能性に優れたセットアップスーツを取り扱うようになってきましたので、ぜひ一度手に取ってみてくださいね。
セットアップスーツで良くある質問
ここではセットアップスーツで良くある質問をまとめてみました。
ビジネススーツのジャケットを着用してもOKなの?
ビジネススーツのジャケットと、カジュアル寄りのセットアップスーツのスラックスを合わせることはNGです。
おもな理由は以下のとおりです。
まず、ビジネススーツのジャケットには、肩パッドが入っており、肩のラインが強調されます。
一方、カジュアル寄りのセットアップスーツのジャケットには、肩パッドが少なく、肩のラインが自然な印象を与えます。
そのため、肩パッドの入ったジャケットとカジュアルなスラックスを合わせると、バランスが悪くなることがあります。
また、ビジネススーツのジャケットの生地には光沢感があるものが多いですが、カジュアル寄りのセットアップスーツのスラックスはカジュアルな素材が使われているものが多いため、光沢感の違いから違和感が生じることがあります。
さらに、ビジネススーツのジャケットとスラックスは、一般的にフォーマルな印象を与えます。
一方、カジュアル寄りのセットアップスーツは、よりカジュアルな印象を与えます。
そのため、フォーマルなジャケットとカジュアルなスラックスを合わせると、スタイルの違いが目立ち、バランスが悪くなることがあります。
以上のように、ビジネススーツのジャケットとカジュアル寄りのセットアップスーツのスラックスを合わせることはNGです。
よって、フォーマルなシーンではスーツを着用、カジュアルなシーンではセットアップスーツを着用するようにしっかりと使い分けるようにしましょう。
ジャケットのインナーはTシャツとカットソーどちらがおすすめ?
Tシャツとカットソーのどちらをインナーに選ぶかは、好みや季節など着用シーンによって異なります。
まず、どちらのほうがカジュアル度が高いかというと、Tシャツのほうがカジュアル度は高く、カットソーのほうがフォーマルな印象を与えてくれます。
そのため、リラックスして着用したいけど、ややフォーマルな印象をコーディネートに取り入れたい場合は、カットソーのほうが良いですね。
また、一般的にカットソーのほうが厚手なので、春や秋といった肌寒い季節に着用する場合もカットソーのほうがおすすめです。
Tシャツは、軽くて通気性が良いので、基本的に夏場に適したインナーといえます。または、よりカジュアル度を増したいといった場合におすすめのアイテムとなります。
よって、Tシャツは夏場やよりカジュアルな雰囲気を出したい場合に、カットソーは肌寒い日や少しフォーマルさを残しつつカジュアルに着こなしたい場合に選ぶと良いでしょう。
セットアップスーツにストレートチップの革靴は合わない?
一般的に、カジュアル寄りのセットアップスーツには、最もフォーマル度の高いストレートチップは合わないことが多いです。
ストレートチップは、ビジネスシーンでよく使われるフォーマルな靴の一つで、つま先が尖った細身でシンプルなデザインが特徴です。
しかし、カジュアル寄りのセットアップスーツに合わせると、バランスが悪くなることがあります。
代わりに、つま先が丸めのプレーントゥ、Uチップ、ウィングチップなどのよりカジュアルなデザインの革靴を合わせたほうがおすすめです。
これらの靴は、カジュアル寄りのセットアップスーツに合わせるのに適したデザインであり、よりバランスが良くなります。
そのため、カジュアル寄りのセットアップスーツには、ストレートチップを合わせるのは避けたほうが良いです。
まとめ:着用シーンに合わせたコーディネートを心掛けましょう
男性向けのセットアップスーツについて、シーン別におすすめコーディネートや着こなし方を紹介してきました。
ビジネスシーンとカジュアルシーンで着こなし方が変わってきますので、着用シーンをしっかりと踏まえたうえでコーディネートをしましょう。
また、自分の体型にフィットしたサイズ感が重要になりますので、できれば一度、試着を行ってから購入したほうが間違いないです。
オーダーメイド専門店のDIFFERENCE(ディファレンス)であれば、一人一人にあったセットアップスーツを提案することができますので、ぜひお気軽にご来店ください。
一度、採寸を行うと、2回目からはネット通販から生地やオプションを選ぶだけで、自分の体型にフィットした洋服を購入できるサービスとなっています。
以上、男性向けセットアップスーツのコーディネートや着こなし方の紹介でした。
※本記事内で紹介している商品・写真は、記事初回公開時点の内容となります。(時期によってはお取り扱いが無い場合がございますので、ご了承ください)