STYLING GUIDE

喪服のネクタイにも決まりがある?結び方にも注意を

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監修:米山英児(日比谷店 エリアマネージャー) / 投稿日時:2019.03.11 14:01:14

喪服のネクタイは黒が基本ですが、黒であれば何でも良いというわけではありません。色の他にも結び方や小物使いなど、注意するべきルールが複数あります。知らず知らずのうちに遺族や親族の前で失礼な装いになってしまわないよう、マナーをしっかり抑えておきましょう。

葬儀のネクタイのマナー

まず、喪服に合わせることができるのは、「喪服用の」光沢のない黒無地一択と覚えておきましょう。色合いは漆黒であればあるほど良いとされています。


昨今は普段のスーツに黒ネクタイを合わせたスタイルを見かけますが、おしゃれ用やビジネス用の黒ネクタイを喪服に合わせることはできません。喪服用以外の黒ネクタイは、生地に光沢があるものや、織り柄が入ったものがほとんどです。スタイリッシュな印象になる細いネクタイも葬儀の場にはふさわしくありません。


 


「通夜でのマナー」


通夜とは葬式や告別式の前夜に、遺族や近親者のみで執り行う故人との別れを偲ぶ儀式です。ひと昔前は、訃報を聞いてから服装を整える暇もなく駆けつけるといった意味合いから、平服でも失礼にはあたりませんでした。しかし、時代の移り変わりとともに、身内だけではなく葬式や告別式に参列できない一般弔問客も参列するようになったことから、通夜でも喪服を着用する人が多くなっています。現代でも通夜は平服でも構いませんが、ネクタイは地味な色味のものを選ぶのがマナーです。喪服を着用するなら、もちろんネクタイも黒でなければいけません。


 


「葬式・告別式でのマナー」


近年では、葬式と告別式を同時に行うことが一般的ですが、この二つは意味合いや内容が違います。葬式は遺族や親族が故人の冥福を祈る宗教的儀式です。それに対して告別式は、故人と親しかった人や、社会的につながりのあった人が最後の別れを告げるための式典で、宗教的な意味合いはありません。参列する場合はフォーマルな装いが求められますので喪服と黒ネクタイを着用してください。事前に「平服でお越しください」と案内があった場合は、ダークスーツと地味な色のネクタイで参列するのがマナーになります。

ネクタイピンはつけてもOK?

ビジネスシーンや結婚式などでは、ネクタイピンを付ける人もいます。ネクタイピンとは、ワイシャツにネクタイを止めるための「装身具」です。華やかさやおしゃれさを演出するには向いていますが、故人に対して哀悼の意を表する葬儀には向いていません。カフスなどのアクセサリー類もNGです。ビジネススーツで通夜に参列する場合も、外してから式場に入りましょう。

喪服に合うネクタイの結び方の種類

ネクタイの結び方には何種類かありますが、ワイシャツの衿型とのバランスが重要です。葬儀においてネクタイの結び方に決まりはありませんが、喪服に合わせるワイシャツは白無地のレギュラーカラーが定番ですので、プレーンノットがおすすめです。


 


「プレーンノット」


プレーンノットは最も基本的で、ほとんどの人が最初に覚える結び方でしょう。ワイシャツがレギュラーカラーならプレーンノットが好相性です。レギュラーカラーとは、衿の開きが70~90度のスタンダードな形状で、どんなシーンでも対応できるドレスシャツの定番です。葬儀ではレギュラーカラーとプレーンノットの組み合わせであれば間違いありません。


 


「ウィンザーノット」


ウィンザーノットは、結び目が正三角形に近く、プレーンノットよりも結び目が大きくなります。衿の開きが100度程度のワイドカラーに適した結び方です。ワイドカラーはレギュラーカラーよりも少し衿は長めですが、喪服に合わせても差し支えありません。


 


「セミウィンザーノット」


セミウィンザーノットは、結び目がプレーンノットよりも大きく、ウィンザーノットよりも小さくなります。こちらもワイドカラーとの相性が良く、喪服と合わせても問題はありません。

ネクタイを結ぶときの注意点

葬儀ではディンプルを作らずにネクタイを締めるのがマナーです。ディンプルとは結び目の下に作るくぼみのことで、ネクタイを立体的で美しく見せる効果があります。ビジネスシーンはもちろん、結婚式や披露宴などにもおすすめですが、葬儀では作らないのが鉄則です。普段からディンプルを作ってネクタイを締めている人は、無意識のうちに作ってしまわないよう気をつけてください。

まとめ

スーツを着用するビジネスマンの中には、ネクタイの選び方や結び方などに気を使い、好印象を持たれるように工夫している人が多くいます。業種や職種によっては、おしゃれな着こなしを重視している人もいるでしょう。ただ、どのようなシーンでもTPOは意識しなければなりません。葬儀は故人を悼み冥福を祈るための場所です。ここでは個性やおしゃれはなるべく封印し、マナーに沿った装いを心がけましょう。

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