STYLING GUIDE

スーツの汗ジミ対策や着用する際に気を付けるべきポイントを紹介

投稿日時:2021.11.26 17:39:24

暑い時期に汗をかくのは、健康な証拠です。


発汗することで体内の熱を逃し、体温の上昇をセーブして適切に保つようになっています。


夏の炎天下で10分歩くと、100mlの汗をかくと言われています。


体温調節のためにはありがたい汗ですが、そのまま汗ジミや臭いに繋がってしまうので、スーツにとっては大敵です。


スーツを傷める上に、とても不快で見栄えも良くありませんよね。


スーツを着て過ごす暑い時期を、快適にする対処法やポイントをご紹介します。

スーツを着用する際に気を付けるべきポイント

暑い時期には、汗をかくのが当たり前ですよね。


汗をかいたら、まめに拭き取る様にしてください。


ハンカチよりも吸水性のあるタオルタイプのハンカチや、汗拭きシートが良いですね。


状況が許すならば、上着は脱いでしまえば汗ジミが付きません。


脱ぐことで汗をかかない状況に持っていければベターです。


しかし、対処できるのには限界もあります。


事前の準備でスーツの汗ジミ対策を行いましょう。


ポイント①:インナー選び


ワイシャツの下に下着のシャツを着ない方が涼しい気もしますが、汗が直接ワイシャツ吸い取る事態になれば不快な上に、見かけも悪くなってしまいますし、汗ジミがスーツに出来る事態にも繋がります。


タンクトップタイプでななく、きちんと袖が付いている半袖タイプにしてください。脇汗に対応することが大切です。


首周りは、Vネックのタイプにしてください。ワイシャツの胸元を開襟しても、インナーが見えない事がポイントです。


吸水速乾性や防菌防臭機能があるタイプや冷感タイプもありますよ。


ポイント②:スラックスの下にもインナーを!


2パンツスーツは販売していても、2ジャケットは無いですよね。


スラックスの方が、上着よりも負担が掛かっています。


汗の多くなる季節には、下着とスラックスの間に通気性の良い「ステテコ」タイプのインナーを着用することで、効果的な汗・汗ジミ対策になります。


「ステテコ」というと、寒さ対策のイメージがありますが、こちらも速乾抗菌防臭など機能があり、軽く涼しいタイプが販売されています。


ポイント③:季節に合ったスーツタイプ


季節感のあるスーツを時期に応じて着用するのは、お洒落に着こなす醍醐味です。


汗をかく夏場に夏用のスーツを着用するのは、格好いいだけで無く体感温度が変わって断然快適です。


夏用と秋冬用の違いの1つは、素材の違いにあります。


秋冬用は素材に厚みがあり、起毛しているなどウォーム感があります。


サキソニーやフラノと呼ばれるタイプです。


夏用は見た目に清涼感があるだけでなく、薄手で通気性があります。


サマートロピカルウールやウールパナマ、リネンなどです。


2つめは裏地です。


一般的に秋冬用は総裏仕立てという、背中の部分全てを覆い隠す裏地が付いています。


夏用は背抜き仕立てという、肩甲骨の下部辺りより下の裏地がスッポリ無くなって、スーツ地の裏側が見えているタイプです。


アンコン仕立てと組み合わせて、より付属を少なくして軽量化する中で、裏地も最小限にする半裏仕立てという仕様もあります。


イタリア製スーツ等は、夏物であっても必ずしも背抜き仕立てになっていない場合もあります。


通気性の確保という意味では、裏地は無い方が夏の汗対策には有効です。


脇当てと呼ばれる、脇の下にベロのようなパーツが付いている仕様もあります。


脇汗の汗ジミ対策として有効です。


夏用スーツをオーダーするなら付けたいパーツですね。

スーツの汗ジミ対策

ポイント①:汗をかいたらそのままにしない


汗をかいて対処を怠ると、嫌な臭いや汗染みの元になり、スーツを傷めることに繋がります。雑菌が広がることもあり、臭いの原因になりますので適切にお手入れをしましょう。


具体的な方法は後述します。


ポイント②:連日で同じスーツを着ない


汗をかく暑い時期だけだはなく、同じスーツを続けて着用するのは避けた方が、スーツは格段に長持ちします。


特にウールのスーツは休息日を設けてあげる事で、少々のシワは自然に回復する力を持っています。


汗をかく時期には、脱いだスーツを即タンスに収納するのではなく、風通しの良い場所で休ませてあげる事で汗抜きが出来ます。


毎日スーツを着る必要がある仕事なら、スーツを休ませるために最低シーズンごとに3着以上は揃えたいところですね。


ポイント③:ウォッシャブルスーツもおすすめ


汗をかく時期には通常よりもハイペースで、スーツも洗濯したいものです。


ドライクリーニングは、出す手間や取りに行く手間がかかるのに加えて、お財布にも負担が掛かります。ドライクリーニングは高温高圧処理を行うため、頻度が増えればスーツに与えるダメージも小さくありません。


実は皮脂汚れには効果抜群のクリーニングも、汗成分等の水溶性の汚れは苦手です。


オプションで汗抜き・しみ抜き・ウェットクリーニングを選択する必要があり費用負担が増します。


スーツの汗・汗ジミ対策にオススメなのは、ウォッシャブルスーツです。


家庭用の洗濯機を使用しても型崩れしにくく、縮みを最小限に食い止め、素材の表情変化も抑える仕様になっています。数着のウォッシャブルスーツがあれば、毎日洗ったばかりの快適なスーツを着用することも可能になりますね。


タグを見れば洗えるかどうかは、すぐに確認出来ます。


ドライクリーニング指定のスーツは、絶対に家庭洗濯しないようにご注意ください。

汗ジミはどう落とす?染み抜きについて

スーツを着用する度に都度洗濯やクリーニングをする事は、現実的ではありません。


しかし、確実に暑い時期は汗や汗ジミ汚れがスーツに蓄積されていきます。


ポイントは放置をしないで、早めに対処することです。


ブラッシング


汗ジミ対応に限定では無く、スーツは「まめ」にブラッシングしてゴミやホコリを排除しましょう。生地を傷めないようにエチケットブラシを使用して、優しくブラッシングする習慣は、スーツを長持ちさせますよ。


蒸しタオル


汗が乾ききってしまうと、雑菌が繁殖しやすくなり匂いに直結したり、カビの繁殖に繋がったりします。なるべく早く汗を拭き取る方が賢明です。


蒸しタオルの水蒸気が、スーツ生地から汗を拭き取るのに効果を発します。


ただの濡れタオルや乾いたタオルよりも、蒸しタオルを使ってください。


蒸しタオルはお湯に浸してもいいですが、電子レンジを使うのもOKです。


生地を擦らないで、叩くようにしてください。


スチームアイロン


前述の様に水蒸気の力を利用するのが、汗による臭い対策になります。


蒸しタオルの用意を面倒と感じたり、蒸しタオルで叩くだけでは汚れが取れなかったりする場合は、スチームアイロンを利用しましょう。


水を絞ったタオルで汗を拭き取ります。記事を傷めてしまうので擦る事は避けて叩くように拭き取ってください。


拭き取った後は、スーツをハンガーに掛けて自然乾燥させてください。


陰干しで風通しが良いならベストです。


乾燥後にスチームアイロンの蒸気を満遍なく、充分な量をしっかりと当てます。


陰干し


上記の処置が終わった後は、スーツをハンガーに掛けて自然乾燥させてください。


陰干しで風通しが良いならベストです。


乾燥してもすぐに着用せず、2~3日はスーツに休息を与えてくださいね。


スーツがずっと長持ちすることに繋がります。


落ちない場合は応急処置をしてクリーニングへ!


自分で手を掛けても、どうしても落としきれない汗染みや臭いがあるなら、素直にクリーニング店に持ち込むことをオススメします。無理をして取り返しの利かない状態になる前に、プロの技術に任せましょう。

スーツが汗臭い時の対処法

スーツに汗が染みこんで、雑菌が繁殖することで嫌な臭いになります。


さらに焼き肉や飲食店の臭いに体臭が加わると、そのままにはしておけないですよね。


スチームを使う


前述のように、汗は水溶性です。


アイロンやスチーマーで蒸気をあてる事により、溶け出します。スチーム熱は殺菌効果も期待出来るので清潔感が増します。


たっぷり蒸気をあてたあとは、風通しの良い場所で陰干ししてください。


浴室を使う


入浴した後に換気扇で湯気を外に出さない状態で、締め切った浴室内にスーツを持ち込んで吊しておきます。


スチームと同じような効果が期待出来ます。


浴室から取り出した後は、風通しの良い場所で陰干ししてください。


出張した先のホテルでも使える方法ですね。


扇風機やドライヤーを使う


20cmほどの距離で、風や温風をあてます。


湿気を飛ばす効果はありますが、臭いへの効果は限定的です。簡単にできるため、覚えておいて損は無いですよ。


消臭スプレーを使う


消臭スプレーはすぐに対処しなければならない場合には、即効性があるので重宝します。


汗が直接触れる内側を中心に使うと効果的です。


臭いだけで無く、抗菌・除菌の作用がある物も多く、男の臭い専用タイプもあります。


汗ジミの部分に直接かけるのは、余計にシミが濃くなる場合があるので止めてください。


スプレーを使った後に即着用するのではなく、風通しの良い場所を選んで陰干しすれば効果はさらに高くなりますよ。


ただし、薬剤を使って臭いを薄めたり分解したりしているのは、ある意味「ごまかし」でもあり、根本的な汚れ・汗ジミは消えて無くなるわけではありません。


ウォッシャブルスーツを洗う


ウォッシャブルスーツなら、洗ってしまうのが解決への早道です。


残念ながら、ドライクリーニング指定のスーツでは使えない手ですね。


クリーニングに出す


ドライクリーニングは、汗の様な水溶性には効果が限定的です。


汗・汗ジミ・臭いの対処をするなら、ウェットクリーニングのオプションを選択してください。


ウェットクリーニングは、高圧で霧状にした水を使って洗浄する事で、水溶性の汗にも高い効果が見込めます。


通常のドライクリーニングと比較して、費用が高くなる事が難点です。

スーツの汗ジミでよくあるQ&A

よくある質問をまとめてみます。


スーツで自転車通勤時の汗ジミ対策はどうすれば良いですか?


健康的で気持ちの良い自転車通勤も、暑い時期は大変ですよね。


スラックスとサドルは擦れる上に汗をかきやすく、清涼感のあるインナーを着用するのが良いですね。吸汗性・速乾性の機能タイプがベストです。


ワイシャツの下にも同タイプのインナーが効果的です。


ネクタイは外して首周りに余裕を持たせて、襟元に汗が溜まらないようにしましょう。


黒・濃紺などの、汗ジミが目立たない色のスーツを選ぶのも良いです。


スーツの手入れ後には天日干しをした方が、殺菌効果が期待出来ませんか?


干した後の布団は、とても気持ちいいですよね。


直射日光でスーツの湿気をとって除菌すれば、一石二鳥の発想をするのも理解出来ますが、スーツに直射日光は、絶対に止めてください。確実にスーツの生地を傷めます。


風通しの良い場所で、陰干しにしてください。


スーツの汗ジミ予防方法はありませんか?


制汗スプレーや、脇汗パッド等はすでにお使いでしょうか?


直接スーツに汗が染みこまない様にする対策が有効です。


吸汗性のある下着を上下着用する以外には、背中や腰回りなど汗をかく場所に、薄いタオルを挟むと効果的ですよ。

まとめ

夏の暑い時期には、スーツの汗や臭いは避けて通ることが出来ません。


汗の臭いや汚れに適切に対処して、ビジネスライフを爽やかにしましょう。


臭いの原因になるのは、汗だけではありません。


他の臭いと複合的に混じり合うことで、存在感を増していきます。


普段から臭いを付けない工夫が、快適な毎日に繋がります。


飲食店など臭いが強い場所に行った時には、上着はさっさと脱いで預けるか、裏地が見える状態で畳んで、臭いの元から遠ざける等、神経質にならない範囲で防衛するのが得策です。

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